副題:3つの「観察軸」を用いたソーシャルワーク・アセスメント-
急性期病院において、医療スタッフから「困った」とみなされた患者・家族の言動を、身体機能後の喪失作業の観点から検討し、ソーシャルワークアセスメントについて考察している。
「困った」とみなされる患者・家族の特徴として…悲嘆作業プロセスの否認や怒りの段階にとどまることが多い。喪失の事実を認めるよりも、その先の生活に適応するという課題に取り組む傾向がある。内的なニーズがあっても、それは外的なものとして表出されることがある。
筆者も指摘されているが、急性期病院は、「いかに入院期間を短くするか」に追われている。そのなかで、「困った」とみなされる患者・家族の言動の源に注目し、アプローチできることこそが、ソーシャルワークなんだろうと思う。
「悲嘆」と聞くと、「=死別体験」と連想しがちであるが、もっと身近で様々な現象によって引き起こされ、日常的に「ケア」が必要なものであることを、再認識させられた。
急性期病院において、医療スタッフから「困った」とみなされた患者・家族の言動を、身体機能後の喪失作業の観点から検討し、ソーシャルワークアセスメントについて考察している。
「困った」とみなされる患者・家族の特徴として…悲嘆作業プロセスの否認や怒りの段階にとどまることが多い。喪失の事実を認めるよりも、その先の生活に適応するという課題に取り組む傾向がある。内的なニーズがあっても、それは外的なものとして表出されることがある。
筆者も指摘されているが、急性期病院は、「いかに入院期間を短くするか」に追われている。そのなかで、「困った」とみなされる患者・家族の言動の源に注目し、アプローチできることこそが、ソーシャルワークなんだろうと思う。
「悲嘆」と聞くと、「=死別体験」と連想しがちであるが、もっと身近で様々な現象によって引き起こされ、日常的に「ケア」が必要なものであることを、再認識させられた。