公園のトイレの壁にウスバフユシャク♂が止まっていた
大きさは25mm位あった
12月~2月に現れる 全国的に居る普通種
フユシャクガはチョウ目シャクガ科フユシャク亜科の蛾
漢字では冬尺蛾で冬の尺蛾 冬に発生する尺取り虫の蛾と言う意味
幼虫は春にサクラなどの葉を食べて成長し 夏に蛹となり 冬に成虫となる
成虫は何も食べない 幼虫の時に蓄えたエネルギーを使って活動する
メスは寒さ対策か 翅が退化していて飛べない
腹部の先からフェロモンを出してオスを呼び交尾する
多くの虫たちは10度以下では動きが鈍り 5度以下では動けない
フユシャクガは氷点下近い体温で動ける特別の仕組みを持ち 筋肉を低い温度で活発に動かす事が出来る
天敵の少ない冬に活動するようになったのかも知れない と言われているが失ったものも多いのか随分と変わった生態をしている