
トベラは枝や葉に臭気があり、鬼除けに効果があると言うことで、節分の時に枝を扉に刺して疫鬼を追い払う風習から、「扉の木」「扉」からトベラの名になった
トベラ科の常緑小高木又は低木 普通3m程だが時には8mにもなる
枝や葉 根には臭気がある
葉はヤギの飼料になると言う
花は雌雄別株で4~6月に咲く
本年枝の先に集散花序を出し、2cm程の香りのよい白い花を多数つける
果実は蒴果 1cmほどの球形で11月頃に灰褐色に熟すと3裂して、粘った赤い種子を10個ほども出す
種子が下向きでも落ちないのは粘液質にまみれているから
美味しそうな赤い実なのでヒヨドリなどが食べるが、柔らかく消化可能なのは種子の表面の赤い仮種皮のみで、栄養価はほとんど無いと言う 鳥もまんまと騙される