ひょっろと出た長い茎の先に綺麗な花をグルリと咲かせて目を引く
ユリズイセンが満開
ユリズイセン科の多年草
ブラジル北部原産で世界中で栽培され、野生化もしている 日本へは大正末期に渡来した
根は根塊を持ち、茎は多数出て分枝せず弱く直立して1m程になる
葉は緩く束生する 葉柄はねじれ捩じれて約3cm
稔性のシュートでは狭披針形~楕円状へら型、不稔のシュートでは幅が広くなり無毛、基部は楔型
花は5~7月に咲く
茎の先端部で花柄が分枝してその先に散形花序を付ける
花は約6cmで漏斗型、花被片は赤~ワイン色、紫褐色の斑点がある
花弁は萼と同長で幅が狭い 花柄は長さ2cmほど
雄しべと、3裂する花柱は花被片より短い
果実は蒴果 1cmほどの球形で、先端部には鈍く数個の刺のある尖りがある
中に種子が多数入っている