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ハエドクソウ

2021-07-09 | 樹木 草花


ハエドクソウは根を煮詰めた汁でハエ取り紙を作ったことにより付いた名前
別名ハエトリソウともいう

ハエドクソウ科ハエドクソウ属の林の中などに生える多年草
ハエドクソウ科は1属1種の科
茎は高さ30~70cmになる
葉は対生し、長さ8cmほどの卵形~長楕円形で粗い鋸歯がある

花は7~8月、枝先に穂状花序を出し白色又は淡紅色に咲く
花冠は5mmの唇形花で、下から順に咲いてゆく
蕾の時は上向きで、開花時は横向き、果期には下を向く
果実は蒴果 秋には花茎に先端がカギ状に曲がった小さな果実がまばらにつく
これが衣服などに付き運ばれてゆく

開花時に全草を採り、水洗いして日干しにしたものを煎じ、その煎じ汁で疥癬・水虫等の患部を洗うと良くなる