半分枯れたような桜の木の穴の開いた幹に、真っ赤な綺麗な色のキノコが顔を出していた
紅く炎が燃え上がるような形をしているカエンタケ
初夏から秋にかけてコナラなど広葉樹の切り株やその近くの地上に地上に発生する
頭部の色は鮮やかな朱紅色で表面は細粒状、棍棒形から次第に枝分かれして、珊瑚型となる 肉は白く硬い革質
表面をルーペで見ると小さい穴が開いており、ここから胞子が出てくる
この穴の奥は小さな空洞になっていて、その中に胞子を作る子のうが並んでいる・・子嚢菌類のキノコ
柄は頭部と同色で境が不明瞭
猛毒菌
毒キノコと言っても多くは触れただけでは中毒しないが、カエンタケは触るだけで皮膚が刺激され、後に皮がむける
食べると、食後15~30分で嘔吐 下痢などの症状が現れ、やがて腎不全、肝不全、血液凝固などが起き、更に小脳萎縮と言う特異な症状が起きる