ご存じ、どこでもよく見かけるジョロウグモ
都市部の人家の庭から山地まで広く生息する一般種
6月頃には地味色で小さな網を張っているが、夏にかけて急に大きくなり
9月には馬蹄形の大きな網と、色も鮮やかになったクモが急に現れたように見える
成体は9~11月に見られ、体長はメスが20~30mm、オスは6~10mm
網は主網と、その前と後に糸を引き回したバリアーと呼ばれる網とで3重構造になっている
成長に従い網は下部が大きくなり、馬蹄円網と呼ばれる形になる
最初自分で網を張っていたオスは、8月末頃からメスの巣に居候して、亜成体のメスが脱皮して成体になる時を狙って交尾する
産卵は壁や木の幹など安全な場所に産み付ける
産卵後その卵を丁寧に糸でつづり、卵塊を包み込み卵のうに仕上げる
そのまま卵で越冬する