トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

トベラ

2023-11-25 | 樹木 草花

トベラのまだ若い実が有った

枝や葉の臭気が鬼除けの効果があるということで、

節分にトベラの枝を戸口に刺して疫鬼を追い払った風習から、「扉の木」「扉」と呼ばれるようになった

トベラはトビラからの転訛

 

トベラ科の常緑低木又は小高木

トベラ科は世界に9属約250種あるが、日本にはトベラ属1属のみが自生している

葉は互生し、葉身は5~10cmの倒卵形

先は丸く基部はクサビ形で葉柄に流れる

縁は全縁でしばしば裏側に巻く

 

花は雌雄別株で春に咲く

本年枝の先に集散花序を出し、2cm程の香りのよい白い花を多数つける

果実は蒴果で、1.5cm程の球形

12月頃灰褐色に熟すと、3烈して赤い種子を10個ほど出す

種子は6mm程の腎臓型で赤い粘液質に包まれて居る

 

花(4月)、裂開した実(12月)