トベラのまだ若い実が有った
枝や葉の臭気が鬼除けの効果があるということで、
節分にトベラの枝を戸口に刺して疫鬼を追い払った風習から、「扉の木」「扉」と呼ばれるようになった
トベラはトビラからの転訛
トベラ科の常緑低木又は小高木
トベラ科は世界に9属約250種あるが、日本にはトベラ属1属のみが自生している
葉は互生し、葉身は5~10cmの倒卵形
先は丸く基部はクサビ形で葉柄に流れる
縁は全縁でしばしば裏側に巻く
花は雌雄別株で春に咲く
本年枝の先に集散花序を出し、2cm程の香りのよい白い花を多数つける
果実は蒴果で、1.5cm程の球形
12月頃灰褐色に熟すと、3烈して赤い種子を10個ほど出す
種子は6mm程の腎臓型で赤い粘液質に包まれて居る
花(4月)、裂開した実(12月)