ヤドリギの実が綺麗な色に熟れた
ヤドリギ科の半寄生の常緑小低木
普通植物は地上に根を張るが ヤドリギは他の樹木の幹に根を下ろす
寄生する相手はケヤキ エノキ サクラ ミズナラ ブナ シラカバなど落葉樹各種
根から養分を奪うが自分でも光合成をするので 半寄生という
花は2~3月に咲き雌雄別株 小さい花で目立たない
実は液果で6mmほどの球形 晩秋に熟して淡黄色になる
中の種子は粘液質の果肉に包まれる
実はレンジャクが大好きで群れで来て食べまくる
消化しにくい粘液質分が糞もネバネバにして種を出す
枝や幹に付いた種は 芽を出し寄生根を食い込ませて成長する
幹に根を食い込ませて葉を出すまでは3年半かかると言われている
ウグイス
2017-01-08 | 野鳥
ヨシの中でウグイスがチャッチャッと地鳴き(笹鳴きともいう)していた
一緒に写真を撮っていた方は「あれは何という鳥ですか?」・・
ウグイスと答えると大喜び 今年は正月から縁起がいいと・・
以前近くの公園で「ここの公園はすごい ウグイスが乱舞している」と興奮の方が居ました
実はメジロだったのです・・
ウグイスの名は誰でも知っていますが ウグイスがどんな鳥か知らない人が多いようだ
数は多く 鳴き声はどこでも聞くのですが 藪の中を移動して姿を見せてくれない
少し大げさだが「声100回に姿1回」と説明してます
日本列島内を季節移動する鳥
東京近辺では11月の初めころから現れて冬を過ごし 3月上旬に初音 その後姿を消す
茂みの中を動き回って主に昆虫類クモ類を捕るが 冬には木の実を食べることもある
雌雄同色 大きさオス16cm メス14cmで小鳥では珍しくオスの方が大きい
シメ
2017-01-03 | 野鳥
今年もやってきました 相変わらず目つきの悪いシメ
シメは奈良時代には「ひめ」平安の頃は「ひめ」「しめ」 江戸時代から「しめ」と呼ばれている 「し」は地鳴きのシッ「め」は小鳥を表す接尾語と言う説が有力
冬鳥 中部以北の本州と北海道で少数が繁殖しているが 多くはシベリア方面から渡って来る
平地から山地の林に居る 樹木の多い都市部の公園でも見られる
樹上や地上で植物の種子などを食べる
カエデ ヤマハゼ エノキなどの種子をを好んで食べる
硬い種でも太い嘴で30㎏もの力を出し食べると言う
繁殖時期には虫類も食べる
厳寒期には一羽で生活するものが多いが 渡りの時期にはだんだんと数が増え 群れになって北上する
オスは頭部が茶褐色 メスは色が鈍い
大きさ19cm 全体にずんぐりした体形で尾が短い
オオタカ
2017-01-02 | 野鳥
初夢に見ると縁起の良いもの・一富士二鷹三茄子
オオタカが2羽カラスにモビング(偽攻撃)されていた
タカの名は高く飛ぶからと言われるが 早く飛ぶの「疾く」もしくは猛禽であるから「猛」からの変化と言う説もある
九州以北で留鳥
平地から山地の林 河川 農耕地 湖沼などに居る 最近は増えて都心でもよく見かける
繁殖期以外は一羽で行動することが多い
子育てではオスは狩りに専念し 獲物の首を落としたり羽毛をむしるなど料理をして巣に運びメスに渡す
メスは雛が大きくなるまで狩りはせず もっぱらオスの運んだ獲物をちぎって雛に与える
巣の周辺を見張るのもオスの役目
巣はほとんどがアカマツ林やスギ林の大木にかけるが 周囲に数百m以上取り囲む森が無いと安心して繁殖できない 巣の大きさは外形70㎝ほどで巨大だ
採食は鳥類が多いがネズミやウサギも捕る
雌雄ほぼ同色 大きさオス50cm メス56cm
鷹ひとつ見つけてうれし伊良湖岬(芭蕉)