去る7月8日、横アリでピエロとディルアングレイの対バンを観てました。
いや、もう2か月前なんですね
っていうかレポアップするの遅すぎですね
一度タイミングがズレるとついつい後回しにしてしまう悪癖が出てしまいました
結構うろ覚えな部分も多いですが、思い出しつつ書いてみます。
ちなみに横アリに行くのは随分久々、
恐らくRADWIMPSの「絶体絶命」のツアー以来でしたから約6年ぶり?だったのではないでしょうか
そう考えると最早懐かしさすらありますが・・・尚生まれて初めて観たライブも横浜アリーナだったりする
またここに来れて本当に良かった。しかも、小学生の頃聴いてた2バンドのライブっていうのがまた良い。
こんな大箱に行ったのもそれ以来?武道館よりも広いですからね・・・。
流石に入場するまでの進路が長すぎて、この日は猛暑だったのもあってすっげえ汗だくになりつつ、
数十分かけてようやく開場口に到着、辿り着くまでにペットボトル一本消費しつつ(笑
大型スクリーンで2バンドのPVが流れる中、割と開演時間からそこまで経たずに始まった?気がする
■PIERROT
1.MAD SKY-鋼鉄の救世主-
2.Adolf
3.ENEMY
4.*自主規制
5.脳内モルヒネ
6.MAGNET HOLIC
7.パウダースノウ
8.鬼と桜
9.PIECES
10.PSYCHEDELIC LOVER
11.CREATURE
12.クリア・スカイ
13.HUMAN GATE
14.蜘蛛の意図
ピエロを観るのは初めて
しかし自分はV系直撃世代なので当然リアルタイムで聴いている
ルナシー、バクチク、黒夢、プラ、ラクリマ、ファナ、マリス、マスケラ、ルアージュ、他にもいっぱい
今考えると本当に節操なく聴いてたんだな・・・っていうのが良く分かりますね
一曲目は当時も大好きだった「MAD SKY」、やはりこの曲を聴くとテンションが上がる
当時は普通に格好良い曲として聴いてたんだけど、今俯瞰してみるとかなりイッちゃってる作中観だな、、、と思う(笑
ただこれがヒットチャートのベスト5とかに来てたんで(うろ覚えですが)、
格好良いと感じるのが(自分の中では)当然だった
いきなり思い出深い楽曲から始まって心を掴まれつつ、
改めて生で聴くピエロを思い返すと案外ポップで聴きやすい曲が多いんだな。と感じてました
中でも後半の思い切り“希望”を感じさせる流れは聴いていて単純に元気になったし、
別に応援歌って感じは全くしないんだけど、不思議と足掻くように生きたくなる気分になるな、、、というか。
そう感じさせる見事な、ブランクを全く感じさせないステージに終始感動していました
特に「クリア・スカイ」のスケールの大きいアンセム感は横アリで聴くからこそのカタルシスが確実に存在していました
有り体な言い方ですけど、逆境に負けずに頑張るパワーを(曲から)貰えた気がしましたね
暴力的でセクシーな「CREATURE」のアプローチも格好良かったし、
小学生~中学生前半にハマってたバンドだけにようやくステージを拝めて感無量でした
また機会があったら是非観たい。
■DIR EN GREY
1.Un deux
2.OBSCURE
3.詩踏み
4.濤声
5.audience KILLER LOOP
6.Behind a vacant image
7.アクロの丘
8.VINUSHKA
9.GRIEF
10. 朔-saku-
11.Revelation of mankind
12.Sustain the untruth
13.激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
14.THE FINAL
15.残
ピエロとの対バン、って事で
もう少し昔の曲やるかな?と思ってたらそうでもなかった(笑
ディルアングレイを観るのは一年ぶり、中々チケットを取るのが難しいバンドなんですが
この日は先行で運良く取れたので一年ぶりに観ることが出来た。
初っ端から攻めまくり、
キリトさんが「この後すっげーのが来るから。」って言ってた通りの疾風怒濤のライブ攻勢に痺れた
叩きつけるように歌われた「audience KILLER LOOP」、既に定番感すらあった「詩踏み」と
新旧織り交ぜながらディルアングレイのソリッドな世界観を魅せていく
しかし、流石に「アクロの丘」はめちゃくちゃ嬉しかった
当時ヒットチャートでお互い切磋琢磨していた頃の楽曲ですからね。。
ま、別に自分はそこまでチャートアクションとかに左右されたりとかはないんですが笑
それでもこの曲も小学生の頃よく聴いてただけにアレンジを変えずに丁寧に歌われてたのにはグッと来た
また、「もう一度輝きたい、、、」という作中観も今の自分の心境には似合っていたし・・・
横浜アリーナという大箱にもフィットしていてとても素敵なステージでした。
その後、過激な映像をバックにどんどんアグレッシヴな楽曲を矢継ぎ早に投入していく
しかも、割と色々なアルバムからピックアップしていてそのバランス感もいいな。。と思いつつ、
沁みるような場面もあってそのメリハリも効いていた気がする
最後の「激しさ~」もクライマックスの高揚感と相応のスケールに満ちていて聴いていて興奮してしまった
ポップに楽しく、時に妖艶に響かせたピエロとはまた違う狂犬のような男らしいステージングを叩きつけたディル
この日は似ているようで違った魅力のあるコントラストを綺麗に楽しめて相当に楽しい一日でした
また、最後にちゃっかり「残」を入れ込むセンス、サービスも最高でしたね!
ヘドバンかまして余韻に浸りながらこの日は帰りました
ありがとうございました。
ピエロとディルがヒットチャートを席巻してた頃の記憶は今でも色濃く残っていて、
当時のV系はメジャーデビュー後に明るくなったりメイクが薄くなるのがある種の通過儀礼だったんですが、
この2バンドはバンドの世界観もメイクも変えずにそのまんまアングラなV系の魅力を使って、
ヒットチャートを駆け上がってた記憶が強くて・・・
中でも「MAD SKY」と「残」は特にセンセーショナルに感じていただけに、
この日同時に聴けた、、、っていうのは本当に嬉しかったし意義の強い出来事だったし、
何より小学生の頃の自分に是非見て欲しいステージだったな、と笑
もうこれっきりなのかなあ?とは思うけど、万が一この最強の対バンがもう一度実現したら、
その時も是非駆け付けて丘戦争の住人の一部になりたいです。
当時は小学生でしたからピエラーとか虜とかそういう言葉すら知らなかったけど、
いちファンとしてこんなレアリティの高く、そして現役感の強い公演に立ち会えた事を幸福に感じました。感謝。