
昨日はねごととyonigeのライブを観に千葉へ。
ねごとのライブを観たのはもう何年振りでしょう・・・
記憶が正しければ6~7年ぶりだと思うんですけど(!)、音源はずっと追ってるんですよね
でも不思議とチケット買ったのに仕事の都合で行けなくなったり、そういうこともあって
コンスタントに聴いているバンドなのに随分久方ぶりの参加になってしまいました
ただ、前に観たのが新人時代だったんで
今回ライブ観たら完全に観客をアジテーションしていくような・・・
まるで骨太で格好良いバンドに進化していて正直驚きました
これ正確な例えかどうかは分からないですけど、
以前この場所で観たモーサムトーンベンダーばりの狂騒空間を作る事に成功していて、
勿論あそこまで暴れ要素は高くないんですけど(笑)。でも、音楽的興奮はその域まで入っていて
完全に垢抜けてるなあ。としみじみ感じながら観れた最高のライブに仕上がっていましたね。
正直想像してた以上に良かったんでなんかスゲー得した気分ですね・・・笑
今度はこんなに期間置かずに行きたいッス。本当にね。
また、千葉ルック自体もお久しぶりでした
今年はあんまりルックに行けてないんでビル自体が工事中なのも昨日初めて知ったレベルで(笑
ちょっとびっくりしましたけど・・・ただ、居心地の良さは相変わらずでした
まあ、この日はソールド、しかもスシ詰めレベルの客入りだったんで
人口密度的にはやや厳しいものがあったんですけど笑
それでも、最後はそれが気持ち良さに変わっていった(?)感覚もあったんで結果的には良かったです
ちなみに今年後半からはこの日を含めて何度かルックに参加する予定なんで、
ここから巻き返して行きたいですね。仕事帰りにも行ける距離ですし。
■yonige
yonigeは初めて観た
知ってる曲が「さよならプリズナー」とアボカドの曲しかなかったんで
音楽的にも初めましてな感じですね
今時珍しいくらいのオーソドックスなギターロック。
多分ロストエイジとかランクヘッドとか好きな人も好きなんじゃないかなーっていうサウンドの鳴り具合
全然知らない自分でも結構楽しめたんで良かったです。
特に好きだったのは、
やっぱりアボカドの曲かな(笑
爽快感が凄くて今日も仕事中に脳内でリピートしたりしてました。
自分の好きなバンド(ロストエイジ、シネマスタッフとか)とよく対バンしてるんで
多分また近い内に観る機会も正直ありそうだなー、って今振り返ると思いますね。
それこそランクヘッドとかと対バンしそうな雰囲気ありますけど・・・どうでしょう。
■ねごと
1.DESTINY
2.ループ
3.ALL RIGHT
4.メルシール―
5.シンクロマニカ
6.君の夢
7.mellow
8.DANCER IN THE HANABIRA
9.シグナル
10.真夜中のアンセム
11.ETERNALBEAT
12.アシンメトリ
13.カロン
まず、
いきなり「DESTINY」って選曲に痺れた・・・!
こんなアッパーで起爆剤的な楽曲を初っ端から入れるセンスが凄いなあ、、、と思いつつ
結構この曲始まりも多いんでしょうか?中盤の盛り上がりポイントで来る事を(個人的に)想定してたので、
いきなりバッキバキのリフからスタートする構成に激しく興奮して乗せられてしまった
そしたら代表曲「ループ」、新曲「ALL RIGHT」、更に「メルシールー」に「シンクロマニカ」と
リードトラックやシングルナンバーをあまりに出し惜しみなく繰り出す構成にまたやられた
おいおい普通アルバム曲混ぜてバランス取るのにこんなに豪華なセトリでいいんですか!?と(笑)。
こういうのを正に出し惜しみの無いセットリストって云うんだろうな・・・っていうのをひしひしと感じつつ、
リフレインのビートが兎角気持ち良い「ループ」にタフなくらいにアッパー・モード全開の「ALL RIGHT」、
神妙に歌われる「メルシールー」に既にライブの鉄板曲と化しているようなキマり具合の「シンクロマニカ」、、、と
横綱相撲のような圧倒的なライブが繰り広げられていて正直常に興奮していました。
そんな前半を終えて、
今度は今年出た新譜の楽曲を聴かせるモードに突入
美味しいキラーチューンをガンガン投入して心を掴んだ後に、
ディープでコアでカラフルな作中観を響かせる・・・という構成がまた巧かった
この日ここに来るまでに「ETERNALBEAT」聴き込んでたのでちょうど良かったんですが、
音源以上に・・・というか、想像以上に生で聴くと気持ち良かった「mellow」や
美しさすら感じさせる佇まいとメロディが光る「シグナル」など、
完全に音源の印象を超えている楽曲が多くて。
そう、
前半のキラーチューン連発も最高だったんですが
後半の最近の新曲をガンガン聴かせるモードがまた最高だったんですよね
なんでしょう、前に観た時がまだ若手の時代だったからか、
ボーカルの蒼山さんが自らフロントまで上がって来て、
何度も観客を煽って、
気持ちの良いビートでガンガンのせていく光景に純粋に「格好良い!」って感じてしまってそれが何より良かったですね
初々しさが完全になくなって、今やスクービードゥーばりに客をノせるのが上手くなってるな、というか・・・。
ブレイクが超格好良かった「真夜中のアンセム」、
横ノリのビートで踊らせる手法に痺れた「ETERNALBEAT」、
更に圧倒的な一体感を生んだ「アシンメトリ」と近年の、今年の楽曲中心でも
余裕で盛り上がって踊らせられる今のバンドの地力にひたすら感動してしまった1時間ちょっとでした
アシンメトリとは釣り合いが取れてない、所謂きれいではない不完全な状態を表す言葉なんですが
そういう言葉でガンガン盛り上がる光景っていうのも実にロックンロールだなあ、と思うし
それが今のねごとの“強さ”なのかな・・・となんとなく感じながら観ていました。
アンコールの「カロン」も昔よりも逞しさが増したサウンドが兎角気持ち良かったし、
全体的に大満足も大満足な久しぶりのねごとのライブでした
正直こんなに良いならコンスタントに足運んでれば良かったかなー、と思いましたけど、
ただ超久々に観たからこそ、こんなにも「進化」に興奮出来たのも事実なんで、
そこはポジティブに考えるべきかな、と。
yonigeのメンバーは中一の時からねごとを知っていたそうで、
そのMCに対して「年が・・・」「感慨深いね」という返しをしてましたけど(笑
それがまたこの夜を象徴しているというか、ねごとも若手時代チャットモンチーやつしまみれに揉まれて来たと思うんで
そういう変遷を経てねごとが逆に先輩としての貫禄を見せつけるライブをここバンドの地元千葉でやっていた。。
という、そういう事実にもグッと来てしまった対バンに仕上がっていました
今までは音源で追いかけてるくらいでしたけど、
これからはもっともっと生のねごとを観たい、観たくなりましたね。
売れ線かと言えば違うかもしれませんけど、最近のねごとすっげえ面白い事やってますよ。
それこそノーベンバーズに通じるくらいの美意識の高さを感じました。注目です。