RCA箱システムをマルチアンプにして一番良かった点は、「音がふくよかになった」点だと思います。ギスギスした音がほぼ皆無になった為、いつでも安心して、いつまでも聴いていられます。
低域の音がやや緩い他はそう不満も有りません。とにかくスケール感が大きくて繊細なサウンドはご機嫌です。このサウンドを聴くと自宅のシステムもマルチアンプにしたくなりますが、自宅のシステムは現在のままでも十分楽しめます。
JBL3大ホーンを使った「Trail仕様SP化」(中高域を複数ユニット化)したサウンドには自己満足しています。これらのSPを聴いた後では最新のSP達を欲しいとは思いません。やはり#375のサウンドは圧感です。
大型SPも良いけれど中型や小型のSPも好きです。大型SPが楽々と出すサウンドはゆとりが有って更にその先が有る様に感じますが、中・小型のSPが自分の限界ぎりぎりで咆哮の様なサウンドを必死に上げている「緊張感」の有るサウンドも好きです。しかし・・・。
これまでは大中小8セット近いシステムを毎日順番で聴いていましたが、これからはJBL3大ホーンのシステムに的を絞って楽しんで行きたいと考える様になって来ています。やはり「音質差」が決定的です。同じ時間を使って音楽を楽しむなら良いサウンドで楽しみたいと思う様になりつつあります。中・小型のSPは手の届く価格で色々なメーカーが有りますので、ついつい理由を付けて買っては楽しんでいましたが、所詮「お遊び」の様なものだと達観しました。
これからはJBL3大ホーンシステムに資本を集中して更なる高みを目指したいと考えています。