CelloのDACを使う様になって仕舞い込んだWE15Aライントランスを本日復帰させました。スチューダーA730の1台のCDPから2系統のサウンドを聴けるようにしました。
①A730デジタルアウト(AEB/EBU) → DAC:Cello → プリ入力1(JAZZ向き)
②A730アナログアウト(XLR) → WE15Aライントランス → プリ入力2(クラシック向き)
先週の日曜日に久しぶりに①のラインでオペラを聴きました。「魔弾の射手」(クライバー指揮)が好きなので良く聴くのですが、今まで耳に聴き馴染んだサウンドでは有りませんでした。音の厚みや低域の躍動感が足りません。これは15Aの復活が必要だと痛感しました。
しかしながらこのままでは置き場が有りません。クロック関係の機器が有りますので再配置を考えていました。本来ならやりたくないのですが、クロック関係の機器をプリやチャンデバの機器の上に分けて分散させました。
ケーブルもXLRケーブルを2セット追加で準備して、本日ようやく復活をさせました。WE15Aでないと出せない世界が有ります。しばらく自宅でも使っていましたが、オリンパスシステムのC-290との相性の良さも有るのだと思いますが、極太でありながら繊細な低域や中域の再現はやはりこの組み合わせでないと出ない世界が有ります。
「魔弾の射手」をまた今日も聴き直しましたが、自分の好きなサウンドです。決して高域は伸びていないけれど、音の厚みが有り、重心の下がった低減のユニゾンの出方は、この組み合わせでしか味わえません。ボーカルや弦楽器の再生音も出色です。8畳の部屋がホールに化けるのはこのライントランスの世界です。