土曜日にLUXMAN CL-35プリのインレット化をした後で、私が持っている管球アンプを色々と聴いていただきました。
現在上の写真でCL-35が入っている処にはアキュフェーズC-290が入っています。プリだけをCL35にしますと非常に温かみのあるサウンドに変わります。分解能の点ではC-290には届きませんが、「音楽」を聴かせてくれます。そういう雰囲気をこのCL35は持っています。
たまたまこの日は、C22モドキプリアンプの第3ステップの修正の為に、事務所に有りましたので、トラブル修正後の状態でWE101Dpp-1号機(SuperTrail仕様)の組み合わせを聴いていただきました。わずか1W/chくらいの出力しか有りませんが、ドライブ力十分なサウンドを確認出来ました。
パワーアンプだけをWE101Dシングルアンプ(ノーマル)に替えて見ました。なかなか艶の有る柔らかい質感で、音色が素晴らしいです。バロック音楽くらいなら不満なく聴けますが、フルオーケストラになりますとチョッと音数が足りません。内部配線をSuperTrail仕様にすればこの辺は解決しますが、その改造がこのアンプではスペースがなくて出来ません。音色の良さを再認識しました。
WE101DシングルアンプはWE101DとWE102Lの球の組み合わせです。出力は1W/chくらいは有る様です。101Dppパワーアンプは既に2セット持っていますので、こちらは音色の良さを使ってプリアンプにしたいと予定しています。
最後にWE310Aラインプリ(SuperTrail仕様)を組み合わせて聴いていただきました。現在SuperTrail仕様で完成しているのはこのプリだけで、C22モドキプリアンプもこのプリには現時点でかないません。繋いだ瞬間、音数の多さと音色の良さを感じました。そろそろこのアンプもきちんとしたケースに納めて、電源部を強化して完成形に仕上げないといけません。
試聴システムの全景です。612Aシステムにはピラミッドのツィーターを使う様になって更に繊細でまろやかなサウンドになっています。2時から聴き比べを初めて3時間ほど時間の経つのも忘れていました。個人的にはもうトランジスター型のアンプには戻れませんね。