C22モドキプリアンプを約1週間程自宅のシステムで使って、現状音質の状態もほぼ掴めたので対策に着手しました。音のキレやヌケが絶対的に不足しています。全ての音のエッジが丸くなっています。良い点は力強く、エネルギー感が有り、音の厚みが素晴らしいです。またノイズがない点も素晴らしい。
リアパネルのソケット類の貧弱さへの対策の第一歩になります。IECインレット化とヒューズの交換は完了していますので、RCAソケットの交換になります。XLR化も検討しましたが、使うトランスの癖がそのまま出てくる点と、スペースの関係で、今回はRCA入出力のみで作りたいと思います。
現在付いているRCAソケットについての不具合点は、①材質が悪い。 ②端子間の間隔が狭く、太いケーブルが使えない。 ③RCAソケットの長さが短く、コレットチャックのプラグのかかり代が少ない点。 ④全体的に強度不足。 ⑤プラグの位置が配線がやり辛い位置にある。
今日はリアパネルの強化とリアパネルに取り付けるパーツ(RCAソケット等)を高級パーツに交換しています。これで音のキレや音数(情報量)がかなりアップします。
他にも脚部にも手を入れています。付いていた脚はSUSの削り出しの様で、本革のクッション材を貼り付け、底板には黒塗装をしました。
今回はリアパネル、底板、電源部の内部配線交換のみの予定です。他の部分の内部配線交換は次回にしたいと考えています。
このアンプは、旋盤が使えるハイアマチュアかプロの作ったアンプですね。ノイズが無いのは、スキルを持っていた方でないと作れません。配線のやり方もチェックしていますが、非常に面倒な同軸ケーブルの外側の部分を1本1本丁寧にアースに落として有ります。全ての同軸ケーブル(50~60ヶ所)のアースを取るなどと云う事は普通の方では出来ない事です。実際に自分のアンプはそうやって作っていますのでその大変さが判ります。