C-22モドキプリアンプ 内部配線交換 第4ステップが完了しました。
交換前の増幅段の配線の状況です。作業自体は難しくはないのですが、太い配線を入れるスペースがないので苦労します。交換後の配線の状況はマル秘です。(写真は有りません)
アンプ内部の配線交換なので外観は何も変わりません。早速自宅に持って帰り音出し確認をしています。音数の更なる増大、音のヌケ・キレが飛躍的に良くなっています。当然有感ノイズは皆無です。SN比も。高級TR型アンプと比べても遜色有りません。音の表情が更に豊かになっています。
音出し確認に異常がないので真空管を交換しています。すべてテレフンケンの球に交換しました。交換直後は定位が右側に寄っていましたが、5時間ほど馴らし込んでヘレン・メリルの代表作のモノーラル録音を聴いて、センターに定位したのを確認しました。球を交換しますとソケットとピンの接続が変わりますので良くこんな事が有ります。使い続けて行けば自然解消的に定位は取れて来ます。
さて音質の方はと云うと「彫りの深い音」を第一に感じました。音の密度感がまったく違います。低域~高域まで十分な音の厚みが有ります。これは今まで経験した事のない音の厚みです。コルボ指揮「フォーレ:レクイエム」の3楽章から6楽章まで聴いて見ましたが、「ステージ」が出来ています。奥行きは明確に「部屋の外」から聴こえています。
定位が安定しなかったので昨夜は時間がなく、フォーレを聴き終えたのが真夜中の1時半。鳴らし込んで行けば更に良くなる事が期待できます。今夜はいよいよアナログの確認です。前回第3ステップ後でも、素晴らしい音数と質感で圧感の再生音でしたが、更に良くなっていると期待しています。
現在でもこのまま鳴らし込んで行けば素晴らしいシステムになると思いますが、次の音質アップを手ぐすね引いて待っています。
①FXヒューズの使用
②SP内配線のグレードアップ
上述2点を対策すれば、更に音質アップする事は間違いありません。