久しく眠らせていた自宅用パワーアンプの予備機の自作レイセオン6L6Gシングルアンプ(5W/ch)を久々に引っ張り出して聴いています。
プリはこちらも自宅では始めての自作マランツタイプの12AU7ラインアンプです。この組み合わせは以前事務所で試した事が有ります。その時はXLR接続でしたが、612Aシステムをしっとりと鳴らしていました。今回はRCA接続で使っています。
これが「目からうろこ」の組み合わせでした。実にしっとりとゆったりとした感じでいて、弦楽器群の繊細な「さざめく」様な質感も出してきます。瑞々しい質感です。低域のドライブ力も十分合格ラインにあり、深々としたサウンドを出してきます。ボーカルも音の厚みが有り非常に秀逸。いやな音が出てこない。音を楽しむのではなく「音楽」を楽しませてくれる組み合わせです。この組み合わせでも十分自宅のメインで使えます。
RCA接続の方が管球アンプの性能をストレートに出してくれるようです。XLR化の為に使う平衡回路用の入力トランスで「伝送ロス」が出てくるようだと感じます。