柿の成分で特筆できるのは、何といってもビタミンC!
酸っぱいイメージのビタミンCとはちょっと意外かもしれませんが、甘柿に含まれているビタミンCはレモンやイチゴに決して負けてはいないのです。
ほかにも、ビタミンK、B1、B2、カロチン、タンニン(渋味の原因)、ミネラルなどを多く含んでいるため、「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉があるほど、柿の栄養価は高いのです。また、「二日酔いには柿」といわれている訳は、ビタミンCとタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出してくれるからで、豊富なカリウムの利尿作用のおかげともいわれています。
果物の中の果糖はアルコールの酔いを早くさまします。だから、また飲める。甘いものや果物などをツマミにすると悪酔いしなくなります。
柿は葉にも、ビタミンC、K、B類が多く含まれていて、血管を強化する作用や止血作用があるそうです。柿の葉茶などもよく飲まれていますね。余談ですが、タンニンは毒蛇(マムシやハブ)に噛まれたときの解毒にも効果があるようです。