2月10日は「ふきのとうの日」です。
1993年に、宮城県古川市の特産品を販売する店「ふるさとプラザ」が「ふ(2)きのとう(10)」の語呂合せからこの日に制定しました。ふきのとうを早春の味としてPRすることを目的としています。
ふきのとうはキク科の多年草で、蕗(ふき)の花茎の部分を指します。山菜の中でも春一番に芽吹くため、春の訪れを告げる植物としても有名です。俳句では春をあらわす季語でもあります。
雪の下から掘り出した陽に当たっていないふきのとうは苦味が少なく美味ですが、この苦み成分には新陳代謝を活発化させる働きがあるとされています。 冬眠から目覚めた熊が最初に食べるのがふきのとうだと言われていますが、これは体の新陳代謝を活発化させるためなのだそうです。ふきのとうには他にも消化 促進、食欲増進などの効能があり、中国では薬用としても利用されています。
調理法としては天ぷらにするのがスタンダードと言えますが、ふき味噌にしてご飯に乗せたり、おひたしにしたり、お味噌汁に入れても美味しくいただけます。春を感じることのできる季節感たっぷりの味わいです。