NYタイム

筆者が興味・関心のある事や趣味に関して語るブログです。〔不定期更新〕

皐月賞

2009-04-19 21:00:49 | 競馬

 牡馬クラシック競走の第一弾 皐月賞は3番人気だったアンライバルドの完勝でした。

 中山競馬場のG1競走では滅多に見られない、先行馬総崩れの展開となり、上位に入線したのは、前半は待機策をとっていた馬ばかりでした。これまで経験したことの無いペースに戸惑ったのか、1番人気のロジユニヴァースは14着、2番人気のリーチザクラウンは13着と惨敗でした。

 ロジユニヴァースの敗因に関しては、体調によるものかスピード競馬に対応できなかったのかはわからないものの、勝ち馬から1秒9差というのはさすがに負けすぎだと思います。母系の血統から考えると距離延長はあまりプラスではないので、ダービーでの巻き返しは(?)という感じです。

 リーチザクラウンに関しては、母系がやや底力に欠ける血統であるのと、2月生まれであることからレース前からさほど高い評価はしていませんでしたが、予想以上の敗戦でした。春のクラシック競走では、性別に関係なく、本来は早生まれで有利であるはずの1・2月生まれの馬が馬券の対象になることは意外に少なく(原因は不明)、1・2月生まれの馬が馬券の対象になる時は、世代のレベルが低いかレース自体のレベルが低いかのどちらかです。この世代の牡馬は、レベルが低いという事はなさそう(但し、皐月賞のレースレベルは低かった)なので、ダービーでの巻き返しはまず無いと思います。

 勝ったアンライバルドに関しては、時計の裏付けがない点がレース前での不安要素でしたが、1分58秒7の好タイムでの快勝で時計勝負になっても問題ないことを証明しました。アンライバルドは、クラシック競走に向いている血統なので、ダービーでも大崩れはないと思います。ただ、ダービーでは追う立場から追われる立場に変わるので、確実に1着という自信はありません。

 皐月賞の勝ち時計が1分58秒7(同日同距離の1000万円特別のタイムが前半のペースが違うとはいえ、2分1秒7)であることを考えると、世代のレベルは間違いなく高そうですが、結果的に馬連で万馬券であったことを考えるとレースのレベル自体は高くない気がします。ダービーに関しては、皐月賞馬アンライバルドが中心となりそうですが、青葉賞・プリンシバルステークス・京都新聞杯・NHKマイルカップを見てから、馬券は決めたいと思います。