首位奪回

　○中日５－３広島●　　ペナントレースの終盤にきて、ようやく首位を奪回した。

　今日の試合に関しては、相手チームの現在の状態など様々な要素を考えると、絶対に落とせない試合でした。９回表の３失点は余計だったが、先発投手のネルソンが８回までは良く頑張ってくれました。打線の方もここ数試合はきちんと機能し、ペナントレース終盤になって、ようやく戦えるチーム（打線）が出来た気がします。

　８月上旬ごろには、ヤクルトが首位を独走し、テンションがかなり下がり気味だったが、２ヶ月後に首位争いに参加し、ヤクルトを逆転し首位に立つとは夢にも思ってもいませんでした。ここ数年は、６月～７月頃の広島戦での３タテをきっかけにチームが上昇気流に乗ったが、今年はシーズン終盤でようやく、広島戦での３タテを達成となった。この広島戦の３タテをきっかけに、さらに上昇気流に乗って、リーグ優勝へ向けて頑張ってもらいたいと思います。

　開幕当初は不振だった森野・和田・井端が復調し、故障で一時抜けていた谷繁・ブランコが復帰し、今シーズンのドラゴンズをある意味引っ張ってきた荒木とともにベストの状態になってきた感があります。２００６年頃の圧倒的な強さはないものの、優勝経験のあるベテラン勢と頭角を現しつつある平田・大島などの若手選手の活躍が組み合わさって、それなりに味わい深いチームが出来つつあります。

　ただ、このチームを見られるのも、今年限りだと思うと多少残念な気がします。来季の事は考えずに、今季が終了するまで、ドラゴンズのリーグ優勝＆日本一を願いたいと思います。　　（文中　敬称略）