タイムシェアのある人生

このブログでは私が実際に訪れたタイムシェアや現地で経験したいろいろな情報をシェアしていきます。

世界で一番行きたい街 サン・ミゲル・デ・アジェンテ

2020-05-28 12:09:19 | メキシコシティのヒルトン

メキシコ・コフンリッチでのバケーション、最終回は「世界で一番行きたい街 サン・ミゲル・デ・アジェンテ」をご紹介します。

インターネットでメキシコについて調べていると「危険」「危ない」という記事ばかりが目に付きます。

そんな中、「メキシコ観光におすすめな治安の良い街5選(2020版)」という素晴らしい記事を見つけ(以下のリンクを参照ください)、

https://allartesania.com/mexico-travel-safe-cities/

その中で紹介されていたのが、サン・ミゲル・デ・アジェンテなんです。それまで名前も聞いたことがなかったこの街。

実はTravel & Leisureという有名な旅行雑誌の読者投票で、2年連続「行きたい街ベスト1」に選ばれた街なのだそうです。

ウイキぺディアで調べたら、「世界遺産に指定されたこの街は、コロニアル建築の歴史的建物が立ち並び、美しい景観を持つ事から観光地として人気がある。またメキシコ全土に知られた美術学校であるアジェンデ美術学校エルニグロマンテ文化会館があり、日本を含めた世界から芸術家が集まるアートの街でもある」とのこと。またメキシコ観光政府が魅力的な街や村だけに与える称号「Pueblo Magico(魔法の村)」に認定されていて、メキシコ人のハネムーンで行きたい場所No.1でもあるそうな。そう聞いたらどんな街か絶対見に行きたいですよね。

場所はメキシコシティからバスで4時間(約270km)。バスは数社が運行していて、1時間に一本以上ある様子。小さな街で歩いても見て回れそうなので、タイムシェアやヒルトンとは全く関係ない街ではありますが、1泊で行ってみることにしました。

ヒルトン・レフォルマからバスターミナル(Autobuses del Norte)まではUberで行きました。51ペソですから250円ほど。

バスターミナルはかなり大きくて、いろんな会社のカウンターが並んでます。今回利用したのはETNという会社です。

このETN,事前に調べたらサン・ミゲル・デ・アジェンテ行きを運行している会社の中で、一番豪華で乗り心地もいいらしいとのことで選びました。インターネットでも事前にチケットを購入できて、15%引きになるというので、このウエブサイトから何度もトライしたのですが、

クレジットカード情報を入れたところでフリーズ。何度かトライしてみましたが、どうにも進まないので、ネットで調べてみたら同じシステムエラーにあった人が何人もいました。お金だけ取られて返金してくれなかったと訴えていた人もいたので、ネットでの購入は諦めてカウンターで購入しました。

ETNのバスは二階建ての豪華版

乗り込む前に係の人が飲み物と簡単な朝ごはん(菓子パン)をくれました。

このサービスは帰りも同じです。

バスには1階に2つトイレがあり、給水機もあるので長旅でも安心です。

大きなバスの割りには座席数は少なく、ファーストクラス並みの広さがあります。

たっぷりリクライニングできますので熟睡できました。本当は眺めのいい1番前の席が取りたかったのですが、残念ながら今回は空いていませんでした。

座席にはモニターがついていて、飛行機のように映画も見れたり、現在位置もわかります。(問題はスペイン語だということ。。)

朝一番、5時半発のバスだったんで朝ごはんを食べたらあとは熟睡。あっと言う間にサン・ミゲル・デ・アジェンテのバスターミナルに着きました。ここでびっくりしたのはバスターミナルのすぐそばに熱気球が降りてくることと、

トイレが自動ドアで有料だということです。(サニタリオって言うんですね)

インターネットで調べたら、サン・ミゲル・デ・アジェンテではまだUBERが発達していないとのことだったので、ターミナルで客待ちをしていたタクシーに乗ってホテルに向いました。値段を事前に確認したところ100ペソ(500円くらい)とのこと。「10分少々なのに高いなあ」とも思いましたが、他に選択肢がなかったので、とりあえずタクシーに乗りました。が、後でホテルの人に聞いたらサン・ミゲル・デ・アジェンテでもUBERがあって、半額くらいで来れたとのこと。大した金額ではありませんが、やられちゃいました~

街の道はすぐにタイアが磨り減りそうなガチガチの石畳。今回は街を見下ろせる高台にあるホテルを取ったので、この道をタクシーはぐんぐん登っていきます。

こちらがホテルの前の道です。

こちらが今回泊まったホテル「カーサ・アンジェリトス」街の中心からは少し離れているのが難点ですが、

なかなかユニークでアーティスティックな造りが気に入って泊まってみました。

ホテルの中は緑と花とアートがいっぱい!

なんかスペインにいる感じ

こちらがロビーです。

街が見下ろせるダイニング

アート好きにはたまらないフロント

こちらは全て美術学校に通っているこのホテルのオーナーの娘さんの作品で、購入できるそうです。

眺めのいいテラス。暖かい時期に来たら、このテラスは気持よかっただろうなあああ

向いに立つマンション群もカラフルでした!

チェックインして部屋に荷物を置いたら、早速、街の散策に出かけます。まずは街の中心の教会を目指して坂を下ります。

 

街全体がカラフルで

どこを撮っても絵になります。車がすれ違えないような細い道が多いので、坂道は大変ですが、ここは歩いて周るのが一番

そろそろ教会に近づいてきました

こちらがサン・ミゲル・デ・アジェンテの中心の広場とサン・ミゲル教区教会です。

ここが街めぐりの起点になるみたいです。

教会の前の広場にはアイスクリーム屋の屋台など、色々な出店が立ち並び、かなり誘惑されます

これハワイのレイみたいなものなんでしょうか?

ここからあてもなく、街をぶらぶら周ることにしました。

こんな景色だと、街を歩いているだけでウキウキしてきます

世界遺産の街なのに、普通に人々が生活していて、

アートがいっぱいなのに、子どもの学校があったり、庶民的な肉屋や食材屋があったり、生活感のあるところがまた魅力的。

カラフルな街を見ながらどんどん歩きます。

1月は寒い時期でもあるので、観光客はそれほど多くなかったのですが、ピークシーズンは凄いらしいです。

このひなびた感じのカフェがまたいいですね~

そしてこちらがネットでお勧めされていたカフェ「サン・アグスティン」。外はちょっとひなびた感じですが

お店の中は華やか

こちらの名物はずばりこれ!チュロスです。ここは老舗のチュロス屋だそうですが、なんと1本5ペソ(25円!)

お店の中でチュロスを作っているところが見れます。

今回は胃もたれしていたので、爽やかな野菜&フルーツのジュースと一緒に食べることにしました。

こちらがサン・アグスティンのチュロス。味見用にとりあえず二本だけオーダー。お味の方はと言うと。。。

このおじさんの顔を見てください。メキシコシティでお客さんが行列していたチュロス屋の100倍美味いです。全く興味なかったのにお代わりしてしまいました。サクサクした食感、甘すぎず油っこ過ぎず。私のチュロスに対する見方が180度変わりました。

チュロスで小腹を満たしたら、また街の散策に出かけます。小物やギャラリーなど見所がすごく多いので、ついつい寄り道してしまいます。

サン・ミゲル・デ・アジェンテに行ったのがコフンリッチに行く前だったので、御土産を買うわけには行かなかったのが残念。

ガラス製品なんかも沢山あって、家の飾りに買ってみたい物も色々ありました。

そして街をぶらぶら歩いていると、なにやら見慣れた看板が

おー!なんとスターバックスではないですか。サン・ミゲル・デ・アジェンテにくるとスターバックスもこの通り!でも中に入ってみたら綺麗でした。

こちらはサンフランシスコ教会

大きな建物は教会くらいで、あとは2階建ての低い、カラフルな建物が続きます。

迷うとこの広場に戻ってきて、地図を見てまたスタートしました。

マーケット好きのおじさんは初めての土地に来ると、だいたいマーケットを見に行ってしまいます。

なんかジュースが凄く美味しそうだったので

おばちゃんのお勧めのトルタ(サンドイッチ)とグリーンジュースをオーダー

このトルタがサクサク・ジューシーで美味しかった!

このジュースもあまりに美味しくて、写真を撮る前に半分以上飲んじゃいました。なんかメキシコのマーケットは野菜が新鮮そうで、ジュースが飲みたくなってしまうんですよね。

こんな感じでちょこちょこ小腹を満たしながら、タウンウオッチング。

こちらのお店は

陶器がいっぱい

メキシコのお約束、ガイコツの飾りもよく見かけました。ガイコツ柄のiphone caseもありましたが、さすがにそれは気が進みませんでした。

小洒落たお店が沢山あるので

本当は1泊じゃなくて2-3泊して

食事やカフェも楽しみながらのんびり過ごしたかったです。

気持の良さそうなカフェが

沢山あるので、どこに入るか悩みました。

あとは写真を撮りつつ

街の景色と人を楽しみながらぶらぶら

そこでム二エコス(張りぼて人形)を発見。ネットではもっと沢山いる感じで紹介されていたのですが、シーズンオフの平日だったからでしょうか?今回見かけたのは、この白いのだけでした。広場の人出も少なかったので、今度はもっと観光客が多く、街が盛り上がっている時に来て見たいです。

そしてまた散策を続けます。こんな小道に入ると人々の生活の様子も垣間見れます

昼前から歩き回って少し陽が傾いてきました

夕方の景色もまた素晴らしい!

なんてことない風景が本当に絵になるなあ。。。

そしてまた教会の前の広場に戻ってきました

ライトアップされた教会が美しい!

この広場はハイシーズンには夜も人がいっぱいで、マリアッチの演奏も行なわれるそうです。今回は9時近くまで待ってみたのですが、マリアッチがあまり出て来ず、寒いので引き上げました。今度は暖かい時期にリベンジです。

サン・ミゲル・デ・アジェンテ。いかがでしたか?初めてこの街について知ったオーナーさんも多いのではないでしょうか?私は行ってみて、この街の魅力がわかりました。メキシコシティでトランジットすることがあれば、2-3泊追加して、是非この街に行ってみてください。メキシコシティだけじゃもったいないです。治安の問題もなく、おしゃれで美味しいお店も沢山あるし、小物・雑貨・アートが好きな人は絶対気にいると思います。お勧めです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


世界遺産のメキシコシティ歴史地区散策

2020-05-28 04:20:10 | メキシコシティのヒルトン

今回はメキシコシティ歴史地区の街の様子をご紹介します。メキシコシティにはコフンリッチへのトランジットのために滞在しましたので、行きと帰りで合計2泊したものの、両日ともに半日程度しか時間がなく、観光という程のことはしていませんが、なかなか素晴らしいところだったので、街の様子だけでも紹介したいと思います。

赤い印がキュリオのある場所。ここは本当に歴史地区の観光には最高のロケーションでした。

まず最初にフロントで地図をもらいました

かなり盛り沢山な地図ですが、主な見どころが抑えられていて便利

「メキシコシティは危険」というイメージをインターネットで散々植え付けられてきたので、まず最初にフロントの人に、「危ないのでここだけは行くな」というところに印をしてもらいました。赤で囲ったあの通りは行っちゃいけないらしいです。

あと私は事前にYoutubeでメキシコシティを色々調べていきました。その中でチュロスで有名な「エル・モロ」というお店と、メルカド(市場)のジャンクフードを紹介したビデオがあり、どうしてもそこに行ってみたかったので、そこも印をつけてもらいました。フロントの人には「なんでそんなところに行くの?」という顔をされましたが(多分、ここでは美術館や歴史的建造物を見るのがお約束だったのでしょう)、「ピック・ポケット(すり)に気をつけて」とアドバイスをいただき、とりあえず歩きで出かけてみました。

キュリオはホテルから少し通りを歩くだけで

こんな観光スポットに簡単に行けてしまいます

何はともあれ、メキシコシティに来たら、まずはソカロ(Zocaro: 中央広場)に行きましょう。

ソカロはメキシコシティ歴史地区の中心にあって世界遺産でもあるそうです。世界最大級の広場を囲むように、メトロポリタン大聖堂と国立宮殿が立ち並びます。

そしてソカロを見た後は、あてもなく街をぶらぶら

この街がなかなかお洒落でいい雰囲気なんです

空港からUBERでホテルまで行く途中に見たメキシコシティの街は、かなり混沌としていて、お世辞にも綺麗な街ではなかったのですが、

歴史地区の中心街は

建物も道も美しく

かなり気にいりました。

メキシコにいると言うよりは、なんかヨーロッパの街を歩いているようです。

それもそのはず、メキシコはずっとスペインに統治されていましたので、独立後もヨーロッパ諸国、特にフランスの芸術や様式を取り込んで街が建設されたのだそうです。

べジャス・アルテス宮殿(Palacio de Bellas Artes)1901年にイタリアの建築家「アダモ・ボアリ」によって設計されたオペラハウスだそうです。

街の雰囲気に浸りながら、ひたすら歩きました

街歩きばかりで、観光スポットは通りがかりに写真は撮ったものの、情けないことに全然覚えていません。。。これなんだっけ?

でも私は歴史的な建造物や美術館巡りの観光よりも、街を見て歩いてその雰囲気を感じたり、その土地の食べ物を食べたり、市場を見てどんな食材があるのかを見たりする方が好きなので

こんな街の写真ばかりに

なってしまいました。

歩きながら通りや街並みに感動して何枚も写真を撮りましたが、改めてみると同じような写真が多いですね(汗)

キュリオ周辺の通りは本当に賑やかで、お店や屋台、露店が沢山ありますので、お店を見て周るだけでも楽しいです。(但しスリには注意!)

ケーキもメキシコらしいデコレーション

これは50ペソだから250円くらい?

ぶらぶら街を散策した後は、お目当てのエル・モロにチュロスを食べに行きました。1935年創業のチュロス専門店だそうで、すごい行列!

並びながら

チュロスを作っているところが見れます。こうやって作るんですね。

凄い行列かと思ったら、行列はテイクアウトの人たちで、お店の中にはすんなり入れました。1935年創業らしい、レトロな雰囲気

メニューはこちら

こちらが有名なエル・モロのチュロス。「味はどうか?」と聞かれたら、正直言って期待したほどではなかったです。次回紹介する予定のサンミゲル・デ・アジェンテのチュロス屋の方が100倍美味いので、無理して行かなくてもいいかもしれません。

あと、散策の途中で、メルカド(メルセー市場)に行きました。市場までの道はかなり混沌としていて、人もいっぱい、路上の屋台もいっぱい。いつスリにあってもおかしくない状況。ゴルゴ13のように「俺の後ろに立つな!」状態で、周りをずっと気にして、ものすごく緊張しながら行ったので、全く写真を撮る余裕がありませんでした。メルカドでのお目当てはこんなローカルフード。これはフレンチフライが入ったタコス。ライムにハラペーニョも付いていと美味し。

こちらではケサディーヤを頼んでみました

結構大きい

中はチーズとハラペーニョソースとお肉

これもなかなかイケました。

一通り散策を終え、キュリオに帰ってルーフトップバーで一杯やって部屋に戻ったのですが、屋上のバーから見たライトアップされた街の景色があまりに綺麗だったので、またまた待ち歩きに出かけました。

なかなか綺麗でしょう?

夜出歩くのは危ないかな?とも思いましたが、街中には長い機関銃を持ったポリスがそこらじゅうに沢山いますので、そんなに悪いことはできないかな?とも思ってしまいます。

夜のモデロ通り。ソカロに続く歩行者天国の通りで一番の繁華街です。ここは夜でもそんなに危ない感じはしませんでした。

お店や

建物をウオッチングしていると

ちょっと小腹がすいてきたので、ネットで調べた「あ・うん」という和食屋さんにラーメンを食べに行きました。コフンリッチでは和食が食べたいとは全く思わなかったのに、街に戻ると和食が恋しくなる。不思議ですね。ここの味噌ラーメン、全く期待していなかったのですが、濃厚で美味しかったです。メキシコ旅行の〆がラーメンとは予想もしていませんでしたが、キュリオから歩いて5分で行けますし、寿司カウンターもあるので、和食が恋しくなったら行ってみてください。

次回は今回のメキシコ旅行のもうひとつの目玉。「世界で一番行ってみたい街 サン・ミゲル・デ・アジェンテ」への1泊旅行をご紹介します。とても素敵な街なので、メキシコシティ行ったら是非寄ってみてください。