タイムシェアのある人生

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ポルトガルの南端ヴィラモウラからポルトガル第二の都市ポルトへ

2021-09-01 03:45:14 | ボエイラガーデンホテル・ポルトガイア・キュリオコレクション

ポルトガルの南端 アルガルヴェ地方のリゾート ヴィラモウラを出て、今度はポルトガルの北部 ポルトに移動しました。今回はその移動の様子をご紹介します。でもちょっとその前に最新のハワイの状況をお知らせ。

日本のニュースでも取り上げられていましたので、既にご存じのオーナーさんもいらっしゃるかと思いますが、9月13日よりレストランやバーなどに入る場合はワクチン接種済の証明、もしくは48時間以内にテストを受けて陰性であったことを証明した書類の提示が必要となりました。

ハワイではここ最近、1日の新規感染者が1000人を超えた日もあり、また先日は1日の死亡者数が過去最高の13名となりました。これにより州ではかなり危機感を強めており、ロックダウンは避けたいものの、ワクチン接種を強力に進めてきています。既に公務員の方の接種義務化は始まっていますが、警察官や消防、救急の人たちでさえもワクチン未接種の人は解雇や無休の自宅待機とするなど、かなり本格的です。

観光業の方は感染の増加やイゲ州知事の「ハワイに来ないで~」宣言などもあって、残念ながらホテルのキャンセルが相次いでいるそうです。11月のホリデーシーズンが始まるまでにはなんとか収まって欲しいなあああ~

ではポルトガルの話に戻ります。ポルトガルの南端のヴィラモウラからポルトガルの北端のポルトまでは約500km強。「あれっ?意外と近いじゃん」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。上の地図からもおわかりの通り、ポルトガルは大きなスペインに囲まれた意外とちっちゃな国です。でもここが15世紀の大航海時代には世界を制していたんですね。ただ近いとは言っても500kmありますので、運転はちょっと面倒。そこでリスボンでレンタカーを返して、リスボンから電車でポルトに向かうことにしました。

ヴィラモウラからリスボンまでは260km。スムーズにいって約2時間半~3時間。タイムシェアの御部屋で簡単に朝ご飯を食べ、コーヒーを飲んで9時過ぎにはヴィラモウラのリゾートを出ました。

お天気も良く、ドライブは快適。順調に進んで「じゃ、ちょっとサービスエリアに寄ってガソリンでも入れて一服しようか?」となったのですが、ここが悪夢の始まりでした。

サービスステーションにはガソリンが4種類ありました。ハワイではガソリンがプレミア、プラス、レギュラーの3種類で一番端にディーゼルがあります。

私はてっきりその感覚で、「じゃレギュラーで」と右から二番目の「ガソレオ・シンプレ」を選びました。

普段だったらわからない時は辞書を引くんですが、人間の思い込みと言うものは恐ろしいものですね。レジに行って清算しようとしたら、お店の人が「これ、ディーゼルだよ」って言うんです。「ガーン!!ウソ―!!」

しばらくはお店の人の言葉が信じられなくて何度も聞き返してしまいました。そして最後には自分で辞書を引き

 

オーマイガー!

オー!、入れるべきはガソリーナちゃんではないですか!!「あー、やっちまった~」

もう頭の中は大パニック。

修理にいくらかかるんだろう?まさかエンジン全損?

こりゃ今日はポルトまで行けないかもしれない?

そうなるとホテルも電車もキャンセルして、リスボンでホテルを取らなきゃ?

など色々考えながらも、とりあえずレンタカー会社に電話をして状況を説明。ところがレンタカー会社の人もほとんどポルトガル語で話すのでさっぱりわかりません。そこでガソリンスタンドのおにいちゃんが英語を話せたので、その人にヘルプをお願いしながらなんとか手配をしました。

そして待つこと1時間。タクシーがやってきました。

そして怪しげな運ちゃんが「荷物を持ってこの車に乗れ」と言います。この運ちゃんが誰だかわからないし、どこに連れて行かれるかもわからないので不安でいっぱい。それにこの運ちゃんもポルトガル語しか話せないので、またもやスタンドのお兄ちゃんに通訳をお願いし、レンタカーはサービスステーションに置いて、このタクシーに乗って一番近いBejaという所のレンタカーの営業所へ向かうことになりました。

サービスエリアからBejaまでは50km。言葉はわからないし、運ちゃんは物凄いスピードでぶっ飛ばすし、そもそも本当にそこに営業所があるのかもわからないし、タクシーに乗っている間は本当に心細い思いをしました。

こんな時、iphoneのGPSって本当にありがたいですね~。どこへ連れて行かれるかわからなくても、少なくとも自分の現在地はわかります。結局、運ちゃんの激走のおかげで素早く営業所に着くことができ、そこで新しい車が待っていました。ハーツの営業所の人は大変親切で手際がよく、本当に助かりました。言葉は通じませんでしたが、運ちゃんもいい人だったようです。本来のルートからだいぶ離れてしまいましたが、とりあえずBejaからリスボンへ向かいます。

Bejaからは全く知らない田舎道でまた緊張しながらドライブ。リスボンで最初のレンタカーを借りた時を思い出します。

なんとかA2にたどり着き、無事リスボンに戻って来れました。

ヴィラモウラに行く時に見たクリスト・レイの像が見えてきました。なんかホッとする~

こちらはアグアス・リブレス水道橋。おー、リスボン、帰ってきたぞー!

でもまたリスボン市内で散々迷って、なんとかリスボンのハーツの事務所に到着。

ガソリンを入れ間違えた修理代はタクシー代や新しいレンタカー代なんかも入れて約200ユーロ(36,000円位)。物凄い金額を予想していたので、これでかなりホッとしました。助かった~

そして今度はUBERでポルトに向かい電車の駅へ。駅はリスボア・サンタ・アポローニャで、海沿いにあります。ポルトガルのUBERは本当に安くて便利。レンタカー会社から駅までは5ユーロしませんでした。

予約していた電車には乗り遅れてしまったので、駅の窓口で2つ後の列車に変えてもらいました。この手数料も4ユーロで出来たので、大失敗による損害はかなり少なくて済みました。勝手な思い込みは事故の元。いい勉強になりました。

ちなみに電車のチケットはネットで英語で取ることができます。リスボンからポルトまでは1等車でも片道40ユーロなのでリーズナブルです。

次の列車まで1時間近く時間があったので、遅めのランチを取ることにしました。ちょうど駅を出たところにレストランを発見。

レストランFarola。気持ちの良さそうな外の席をとりました。

駅の近くで旅行者が多いのか、メニューは4か国語で書かれています。

まずはビール。運転と大失敗による緊張でぐったりしていた後だけに、このビールは本当に美味しかった~

そして前から食べたいと思っていたポルトガルのB級グルメBifanaがあるというのでオーダー。

Bifanaはこんな豚肉のサンドイッチです。

あとビールのあてに小あじのフライ。これが美味しかった!ビールに最高。

ちなみにこのお店のBifanaの中身はこんな感じ。あとでポルトで食べたBifanaの方が遥かに美味しかったです。

電車の時刻が近づいてきたのでホームに向かいます。

ホームはこんな感じでシンプル。電車を間違うことはまずありません。

1等車があるというので新幹線みたいなピカピカの列車を想像していたら、なんとかなり地味目の列車でした。

このConfortoというのがファーストクラスです。

中はほぼ新幹線並みでしょうか。

テーブルも出せるし

ちゃんとフットレストもあります。

天井にはディスプレイもあり

窓のシェードは電動で開閉できます

ポルトまではおよそ3時間。快適な車内から外の景色を眺めつつウトウトしているとすぐに着いてしまいます。

こちらがポルトーカンパーニャ駅。

駅は比較的静かでした。ここでUBERを呼びました

UBERの車はこちらに迎えに来てくれました。ポルトガルではUBERを呼んでもちゃんと来てくれなかったり、見つけられないからと勝手に帰ってしまったりということが何度かあり、その都度勝手にキャンセル料(2.5ユーロ)をチャージされました。UBERに文句を言っても返金されなかったので、わかりにくい場所からUBERをご利用の際は御注意ください。(ただUBERの料金自体が凄く安いので文句は言うほどではないです)

ポルト・カンパーニャの駅からホテルまではおよそ14分

ドウロ川を渡って

ヴィラ・ノバ・デ・ガイア地区にホテルがあります。ホテルの敷地は大きいのですが、入口が小さいので、ホテルを知らないドライバーもいて、入口を探してあちこち回ったこともありました。駅からは5ユーロ少々。ありがたや~

こちらがボエイラ・ガーデンホテルの入口です。現在はヒルトンがキュリオブランドで運営していますが、どこにもキュリオという文字は見当たりません。そのあたりの事情は次回ご説明します。

ボエイラガーデンホテルは素晴らしい庭とワインの貯蔵庫を持つ歴史あるホテル。このエントランスだけでもワクワクします。

入口から緑豊かな道を中に進みます

両側にオブジェの置かれた道の先、左手がホテルです。

 

 

 

ここが玄関。立派な門と道の割にはあっさりしたホテルのエントランス

ホテル棟はこんな近代美術館みたいな作り

これがWest棟とEast棟に分かれていて

ブリッジでつながっています。

ではホテルの中に入ってみましょう。

これまで泊まってきたキュリオブランドどこの個性的なシックな作りだったのですが、ここはなんとなく公営の宿みたいなシンプルなロビーでちょっと拍子抜け

ロビーの奥には

バーラウンジと

図書館のようなスペースがありました

こちらがフロントデスク。ここで初めてCurioのサインを見ました。ここもちょっと事務所っぽいですよね。

古かったボエイラガーデンホテルをリノベーションしてキュリオにしたのでしょうか?ホテル棟自体は古いデザインなのですが、このようにトイレなど、いろんな所がモダンに改装されていました。

フロントの横にはRAZEISというレストラン。こちらは朝、朝食を食べに行きました。

夜はこんな感じ。ほとんど人が入っていません。ポルトも外に美味しいレストランが沢山あるからかもしれません。

ホテル内を探索し、隣の棟も見に行ってみました。

West棟に行く廊下には

このように素敵なポルトの絵が飾られていて

廊下は地味なんですけど、絵を見るのが楽しかったです。

ホテル棟は3階建て

3階から屋上のテラスに上がれます

こちらの階段を上がって行くと

見晴らしのいいテラスに出ました!次回はこのボエイラガーデンホテルの御部屋と施設をじっくりご紹介します。

最初の印象とは打って変わって、帰る時には「また絶対来たい!」と思ったボエイラガーデンホテル。お楽しみに。



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