おえちゃんの独り言

気ままに書いてみたい

立山で出会ったお花たち

2014年08月23日 15時13分09秒 | 立山登山
       8月19日(火)、恒例の立山(雄山)登山をしました。

          お天気が悪くて、室堂から雄山頂上までしか登らず、
        下山したころは晴れていたものの、みくりが池周辺の散策も止めたため
              出会ったお花は少ないです。

       室堂ターミナルを出るとすぐに登山道の両側でお花たちが出迎えてくれます。
      
       まず目に付くのがチングルマ、もう白い花が散り、風車が風になびいています。
       このチングルマ、今回は花の状態が違うものを3段階で見ることができました。
       もっとも標高が高いところではかわいい白い花、標高が下がると花びらが散った状態、
            そしてもう少し下がった室堂平の標高2,450mでは、
              すでに秋の準備の風車に変化していました。

        標高2,700m付近のチングルマ
      
        標高2,600m付近のチングルマ
      
        標高2,450m付近のチングルマ
      

     
       続いて、イワイチョウ、白い花が可憐で、先月、白木峰でも見つけました。
      

       葉の形がイチョウに似ていて、秋には、黄色く色づき室堂平一帯がクサモミジに変わります。

       紫のヨツバシオガマ、白のエゾシオガマにもところどころで、出会いました。
        ヨツバシオガマ
      
        エゾシオガマ
      

       黄色が鮮やかなミヤマキンバイがお花畑を彩っています。
      

       茎が長く伸び背が高いミヤマキンポウゲは、遠くからでも目立つ黄色いお花の代表です。
       沢に広がるミヤマキンポウゲのお花畑
      
       ミヤマキンポウゲ  
      

       そうそう、ヒマワリに似た黄色のウサギギク、葉の形が兎の耳に似ているのです。
      

       もう一つ黄色の代表、ミヤマアキノキリンソウは、あちこちで見つけることができました。
      

       クロトウヒレンは、黒っぽくて目立たない花ですが、ところどころで見ることができました。
      

       アオノツガザクラは、濃い緑の葉の中で、おじぎして咲いています。
      
       その緑の中にコイワカガミがピンクの茎を伸ばし、かわいく咲いているのが見えました。
      
       小さなコイワカガミ
      

       ミヤマダイモンジソウやクロモソウは、立山では、これまであまり見かけなかったお花です。
       ミヤマダイモンジソウ
      
       クロモソウ
      

       大きさも形も美しいハクサンイチゲや、モミジカラマツの白は、とても可憐で爽やかです。
       ハクサンイチゲ
      
       モミジカラマツ
      

       そして、息を切らして登るガレ場や岩場に咲くイワギキョウやトウヤクリンドウは、
           疲れを吹き飛ばしてくれる優しい姿です。
       イワギキョウ
      
       トウヤクリンドウ
      


           こうしてあげてみると、17種類の花たちを撮っていました。
       これらのほかにも、ハクサンボウフ、タカネスイバ、イワツメグサ、ウラジロタデ等
           広い範囲に咲いているので、撮らずじまいになりました。


            
         昨年は、初冠雪となった10月に登ったため、お花はありませんでした。

        2年ぶりに風に揺れるチングルマを見つけ、一足早い秋を感じた一日でした。
       

       

             
       
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霧の中の立山(雄山)登頂

2014年08月21日 13時31分01秒 | 立山登山
  8月19日(火)

       毎年恒例となった立山(雄山)登山は、今年は霧の中の登頂となりました。

      8月に入って、2週目ぐらいから山へ出かけたいと思っていたものの、
      ずーっと雨ばかりで動くことができず、晴れる日を待っていました。
          18日から3日間は、曇り時々晴れの予報が出たので、
           山の天気と睨み合わせて、19日に決めました。
      
          朝4時起床、身支度をして、5時自宅を出発。
      東の空からちょうど朝日が昇りはじめ、雲が朝焼けに染まり始めてきました。
        「きっといいお天気になるわ~」と、ひそかに思っているものの、
             雲がびっしり空を覆っています。
        

        立山駅へ6:00過ぎに到着。駐車場はほぼ満車、のんびり山スタイルに変身。
          登山靴を履き、リュックを担ぎ、6:40分の立山ケーブルに乗車。
        ケーブルカーは美女平まで、標高差500mをわずか8分で到着します。
      美女平からは高原バスで約1時間、標高2450mの室堂ターミナルへ到着しました。
     
      あたりは霧で真っ白、山は勿論のこと、周りの建物も何にも見えません。
           気温も10℃あまり、肌寒さを感じます。
          
      霧の中を歩かなければならないので、ターミナルで雨具を着て外へ出ました。
      
      8:00室堂ターミナルを出発、周りの景色は全く見えません。
        

        それでも登山者は皆、雄山頂上を目指して歩いていました。
        富山市内の小学校6年生の「学校登山」とも出会いました。
       とても元気に「おはよう」「こんにちは」と大きな声で挨拶をしてくれ
            こちらまで元気をもらいました。
        
 
       すこし疲れを感じ、ふと顔をあげると、一の越山荘が大きく見えていました。
        足元ばかり見つめてて黙々と歩いていたので、気が付かなかったのです。
          いつもより、短い時間の約50分で到着しました。
             

        一の越山荘前の広場には、建築用資材が沢山置いてありました。
           山荘はこの夏、補修や改築をしてるのだろうか?。
       

           小学生の一行も到着し、一の越はとても賑やかになりました。
          一の越で記念撮影をしていた小学生たちは、登頂するのかしら?
      
        一の越から頂上までのルートも、霧が濃くてほとんど見えません。
     風も強く、視界も悪いので登頂をためらったが、時間も早いので登ることにしました。

       風に吹き飛ばされそうになりながら、ガレバや岩場を登ること1時間。
           
         悪天候の中でも、小さなお子さんも四つんばいになりながら
             両親に励まされて登ってきます。

        この1時間は、年齢とともに、だんだんきつく感じるようになります。
         ここを登れなくなったら、もう登山は止めることにしようと、
             毎年考えながら登っています。

             10:45分、立山雄山頂上へ到着しました。
         
                哀しいことに、展望ゼロです。
            雄山神社峰本社もうっすらとしか見えず、写りません。

             悪天候のため 雄山神社峰本社での参拝は無く
             社務所兼休憩所の中の祈願殿で参拝となりました。
         
               でも峰本社まで登り、参拝してきました。
                ここが、立山雄山(標高3,003m)です。
             

          休憩所で、少し早目の昼食をとり、11:30一の越へと
            下山開始、12:20一の越へ到着しました。

          すると、さっきまで霧に包まれていた山頂が見え始めたのです。
         雲の間に、真っ青な空が見え、どんどん雲が上へとあがっていきました。
          

           一の越から眺められる北アルプスの山々も少し見えてきました。
          
          
             霧が晴れると、雄大な立山の姿と美しいお花畑が
             いつものように見え、新たな感動を覚えました。
              この風景を見たくて、山へ登るのです。

           雄山頂上がくっきりと見えてます
          

           一の越より室堂平、みくりが池もきれいに見えてます。
          

           登山道の雪渓は、いつもより少なく感じました。
          

         下山途中、登山道の脇に咲く高山植物をカメラに収めながら
          室堂ターミナルへと14:00に到着しました。

           チングルマが咲くお花畑
          

         今回は、室堂平の散策は止めることにし、「ホテル立山」のラウンジで
            名水100選にも選ばれた”立山玉殿の湧水”を使ったという、
          「水出しコーヒー」を 味わいながらバス時間までのんびり過ごしました。
         

            ティーラウンジ「りんどう」
          
                        玉殿湧水を使った水出しコーヒー
                      

          ラウンジからは、こんなに綺麗に稜線が見えていました。
           

            
       15:30立山高原バスで美女平へ、さらに立山ケーブルを乗り継いで立山駅17:00帰着。
        
       車でいつもの立ち寄り湯「グリーンパーク吉峰」で疲れを癒し19:00帰宅となりました。

           霧の中の登山は、昨年、木曽御嶽山でも経験しているが、
           周りの様子が全く見えない状況での行動はやはり不安です。            
             簡単に登れる立山でも、十分な注意が必要です。

         
        室堂平から、一の越までの登山道脇で見つけた花たちは、とても種類が少なかった。
            夏のお花のシーズンが終わりになりつつあるのです。
          ちょっぴり早い秋を感じさせてくれたのは、やはりチングルマでした。

         ~☆~ 次回に、お花たちを紹介しますので、見てくださいね ~☆~
         
       
         
          

          

          
      






      
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初冠雪の立山登山(頂上から室堂平へ)

2013年10月18日 08時00分00秒 | 立山登山
         10月14日、初冠雪の立山へ登ってきました。

       頂上で、昼食を食べた後、下山の途に就きました。
    一の越まで滑りそうになったり、転びそうになったりして約45分で到着。

       頂上から三の越へ下る危険な岩場
       

      岩場で中年の男性が転び、一回転して止まったのを目の前で目撃。
       とってもびっくりしました。もしそのまま転落していけば、
      周りの 登山者を巻き込んで、大変な事故になったかもしれません。
       転んだ男性も、怪我もなさそうで、下山を続けて行かれました。
       
         一の越で小休憩後、室堂へと約45分で下山しました。
      一の越から室堂、雷鳥沢周辺の紅葉は、赤から茶色へと変わっているが、
         夏山とはまた違った広大な眺めを楽しむことができました。
       

     一旦室堂ターミナルに戻った後、再びみくりが池、地獄谷、ミドリガ池などの周辺を散策。
        青々と水を湛えたみくりが池に、雪の立山が逆さに写っています。
         
                 
        地獄谷は、火山ガスの噴出が盛んなため、数年前から
        地獄めぐりの遊歩道は、立ち入り禁止になっています。
  

      地獄谷を望む展望台で、ブルーベリーとバニラのミックスソフトクリームで一休み。
         
      
       ミドリガ池は、一の越から眺めた時、みくりが池より少し小さく見えた池です。
           同じように逆さ立山を映していました。
          
        

          山では冬に備えていろいろ準備が行われていました。
      遊歩道の杭やロープは、すべて倒して置き、雪の下で春を待つのです。
        
                     

      また、アルペンルートの道路沿いには、長い長いポール(18m)と短いポールが
             数メート間隔で設置されていました。
       
          
        真冬にはこのポールが見えなくなるほどの積雪になり、 
        春、アルペンルートを再開するときの除雪の目印となります。

         帰りのバスの中の運転手さんの説明で知りました。

    これまで、10回余り立山へ来ているが、冬支度をした光景を見たのは、今回が初めてです。

      再び室堂ターミナルに戻ると、高原バスで帰る人たちのとても長い列ができていました。
        

      それでも20分余り待ったでしょうか、臨時便が出ているようで、15:40発の
      バスに乗り込み、美女平駅へ、ここでも20分余り待って、ケーブルカーで、
           立山駅17:00頃に戻ってきました。

      朝、あれほど満車だった駐車場は、殆どガラガラに空いていて、私たちの下山が
                 遅かったことを感じました。

      山へ行った帰りは、必ず天然温泉の立ち寄り湯に入って帰宅することにしているので、
         いつもの「グリーンパーク吉峰」で、疲れを癒しました。
       
       外に出ると、日はとっくに落ちて真っ暗、空には半月が煌々と輝いていました。

       夕食は、途中、射水市の”割烹さわ田”で済ませ、帰宅したのは20:00でした。

       
       

      

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初冠雪の立山登山(室堂ターミナルから雄山頂上へ)

2013年10月16日 09時51分37秒 | 立山登山
    10月14日(体育の日)、うっすらと雪化粧した立山へ登ってきました。

        立山の初冠雪は10月13日でした。
       
    
    13、14日はお天気も良いとの予報を聞き、今年最後の登山をすることにしました。
              最後はやっぱり行き慣れた立山です。
           
           5:35朝焼けの剣・立山のシルエットがとても綺麗でした。
        

    14日朝5:00に自宅を出発。ケーブルカーの立山駅へ着いたのは6:00。

   いつもより1時間も早い出発なので、駐車場の心配もせずにいたところ、到着してびっくり。

        駅前駐車場はもとより、周りの河川敷駐車場もほぼ満車状態
        係りの誘導で、河川敷の第2駐車場へ入ることができました。

         
         
         さらに、乗車券売り場にも長い長い列ができていました。
      
      たぶん立山黒部アルペンルートへ行く人が多いのだろうと思いました。
      なぜなら、アルペンルート黒部ダムの観光放水が今月15日で終了だからです。
      さらに、そちらのほうが紅葉が最盛期を迎えていると言われているからです。

    でも私には、紅葉ももちろん楽しみたいが、やはり立山は年に1度は登りたいのです。
   
    立山駅(ケーブルカー乗り場)の待合室に、現在の山の気象情報がリアルタイムで映されていました。
       6:30、室堂(2450m)気温6.5℃、晴れています

        

     6:50発のケーブルカーに乗車、美女平へ、ここから高原バスで室堂まで約50分、アルペンルートを走ります。

      途中、日本一の落差(350m)を誇る称名滝が見えてきました。
      バスの窓からなので、全体が写っていません。         
        

      弥陀ヶ原の紅葉も、もう終わっていました。
        
 
     8:00、室堂ターミナル(2450m)に到着。大勢の人でごった返していました。

     室堂から頂上を眺めると、まぶしい朝の太陽を受けて、真っ白に輝いています。
        

     あたりの風景も、もう雪を被った初冬の山々です(浄土山)。
        

   草の上に雪が積もっています                 小さな雪だるま
  

     室堂の気温は5℃、薄手の防寒着が必要なくらい寒いです。
     お気に入りの高山植物も、もうすっかり枯れてしまっています。
     あのかわいいチングルマが、白い雪の中で、綿毛をなびかせていました。
        
        
     ナナカマドも真っ赤な葉が散ってしまい、赤い実のみが残っていました。
        

     夏山なら、室堂から一の越(2700m)まで、花たちの写真を撮るために、立ち止まって
     ばかりいるので、1時間以上もかかるのに、今日は足元の雪で滑らないよう
     ゆっくりと歩いていたにも関わらず、50分で到着してしまいました。
        

       
       一の越から、今登ってきた室堂方向を眺めると、秋色の山肌が美しい
        

        
     一の越からの北アルプスの眺めは、いつものごとく素晴らしく、
     いつも感動させられます。しかし、富士山は見えませんでした。
        
        
     さらに今日は、一の越山荘の後ろ側に当たる、浄土山や竜王岳の雪景色が
             とても綺麗でした。
     
    
        20分余り休憩後、雄山頂上を目指して登りました。
      祭日、特に体育の日とあって、親子連れがいつもより多く見えました。
     小さな子供の足取りに元気をもらいながら、ガレバや岩場を必死に登りました。
        吹く風はとても冷たく、やはり初冬だな~と感じました。
        今日の岩場は、富士登山ほどではないものの、渋滞気味で、
        いつもより少し時間がかって頂上(標高3015m)に到着。

           

             


          快晴の秋空の下、360度のパノラマが開けてました。
        遠く日本海から富山市街、名だたる名山が連なる北アルプスの山々、
        しかし、槍ケ岳や穂高岳はうっすらとしか見えませんでした。
  
     
     8月に登った後立山連峰「鹿島槍ヶ岳」(向かって左側の尖がった山)が正面に見えて、
               感動も新たになりました。
       
        
        黒部湖や、黒部ダムまでもはっきり見えるのです。
       

      頂上の立山雄山神社社務所と峰本社は、冬に備えてもう閉鎖されていました。

       

          それでも、峰本社まで登り、参拝してきました。
        
          
          峰本社から剣岳をバックに記念撮影
        

       社務所の屋根雪が落ちて軒下に積もっている、山はもう冬です。
        

 
      少し早目の昼食のおにぎりを食べ、11:50分下山することにしました。


  次回は、頂上から室堂平までへと続きます。

           
    
       




     
     

     
      
           
     
    
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立山の花たち ’12

2012年07月23日 09時10分05秒 | 立山登山
 7月19日(木)、立山登山の際に出会った花たちを紹介します。
 
  今年はまだ雪がたくさん残っているため、花の種類も数もぐっと少なく感じました。
  昨年、8月27日に訪れた時と比べて見ると、時期的に花の種類が変わるのは
  当然ですが、一面のお花畑を見れなかったせいで、花が少ないと感じたようです。


  ~室堂から一の越に続く登山道沿いの花たち~(◎は、昨年も出会った花です)

    ◎ アオノツガザクラ(つつじ科)
  

      ハクサンイチゲ(きんぽうげ科)
  

    ◎ チングルマ(ばら科)とコイワカガミ
  

                           コイワカガミ(いわうめ科)
                     
           
  
      ツガザクラ(つつじ科)
  

      ベニバナイチゴ(ばら科)
  

    ◎ ミヤマキンバイ(ばら科)
  

      ミヤマアキノキリンソウ(きく科)
  

    ◎ コバイケソウ(葉っぱのみ)(ゆり科)
  



   ~室堂ターミナル~ミクリガ池周辺の花たち~

    ◎ イワイチョウ(りんどう科)
  

      クロユリ(ゆり科)  
  

    ☆ ハイマツの花と実(まつ科)=中央は球果、先端に雌花、赤い粒々は雄花です。
                    (初めて見ました!)
  

    ◎ ウラジロタデ(たで科)  
   

    ◎ ゴゼンタチバナ(みずき科)
  

    ◎ ウサギギク(きく科)
  

    ◎ ハクサンボウフウ(せり科)
  

    ◎ タテヤマアザミ(きく科)
  

    ◎ ヨツバシオガマ(ごまのはぐさ科)
  

    ◎ ヤマハハコ(きく科)
  

        
    昨年UPしたものとほとんど同じ花でしたが、昨年のように山肌一面に
    咲いているものは一つもなく、ほんの一輪だったり、ひとかたまりだったりと・・。
    
    綺麗なお花畑を眺めるには、まだ少し早いようでした。
    

   
  
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立山登頂 

2012年07月21日 21時56分21秒 | 立山登山
7月19日(木)
   昨年に引き続き、今年も立山山頂に立つことができました。
   
   18日に北陸地方も”梅雨明け”のニュースを聞くと、やっぱり山へ行きたくなりました。
          連日の真夏日から逃げ出したい気持ちもありました。
      歯科の予約をキャンセルして、急遽18日の夜に、朝と昼用のおにぎりを作り
               登山用具をリュックに詰めました。
       今回は、弥陀ヶ原か室堂ターミナル付近をトレッキングするつもりで、
         登山靴を止めてトレッキングシューズに、食料もおにぎり以外は、
      わずかな行動食(キャンディー、おかき、ビスケッットなど)を準備するのみでした。
              お茶は1人1Lを準備。
        でも、雨具ぐらいは、必要でなくても一応持って行くことにしました。

      朝6時、車で自宅を出発。うす雲が広がっていて、ちょっと心配しました。
   北陸道・立山ICまで約30分。その後一般道で、電鉄立山駅へも、30分余りで到着。
   
          驚いたことに、電鉄立山駅前の駐車場はガラガラ。
             平日の木曜日だからでしょうか?
       登山スタイルに着替えて、立山駅へ。ひっそりと静まり返っています。

    7時20分のケーブルカーに乗ると、乗客6名と電鉄職員5名の11人。

          

       これまで、幾度となくこのケーブルを利用してきたが、
          こんなに乗客の少ないことは、初めてです。
      駅員の方も、全く珍しいとあきれたように、おっしゃっていました。

    立山ケーブルカーは、立山駅と美女平駅、標高差500m、平均勾配24度で
             1300mの距離をわずか7分で登りました。

         ケーブルから降りると、青空が広がってきました。
      予定を変更して、やはり立山山頂(雄山)へ、登ることに決めました。
   
      美女平からは立山高原バスに乗り換え、山岳ドライブを楽しみながら
         
           弥陀ヶ原(バスの窓から)
        
           ソーメン滝(バスの窓から)
        

         約50分で、室堂ターミナル到着(8:30)。
        室堂ターミナルは、標高2450m。気温は16.5℃。
          ひんやりした空気が、とても気持ちがいい。

     ターミナルから徒歩5分ほど、春5月、雪が10m以上積みあがってできる雪の廊下    
              「雪の大谷」(標高2390m)を見に行った。
        例年なら、この時期にはほとんど雪を見ることがないのに、
             今年はまだ、多くの雪が残っていた。

           雪の大谷
         

     再度ターミナルに戻り、登山道の続く室堂平まで、歩き出した。

           室堂ターミナルから立山頂上を望む
        
        
    雄大な雄山を眺めると、山頂までの登山道には、雪渓がまだ多く残っていて、びっくり。

        

    短いトレッキングシューズを履いてきたことと、スティックを持ってこなかったことを後悔。
    でも、せっかくお天気も良いし、雄山頂上までは、絶対登ると決めました。
    朝食を食べ、しばらく休憩後9:00出発。

    この登山道沿いは、例年ならたくさんの高山植物がみられるのに、殆ど見つかりません。

    雪で埋まった登山道を、管理員の方たちが除雪しておられました。
    スコップを手に、硬くし固まった雪を掘り起こしていました。

         
 
    雪渓の無い場所で、ようやくチングルマやイワカガミ、ツガザクラのかわいい姿に出会いました。
    でも、とっても少ないのです。やはり雪渓がいつまでも解けずに残っているため、
    開花が遅れているのでしょう。

    雪渓の登山道を注意しながら登り、約1時間後、一の越(標高2700m)に到着。

            一の越から登山道を振り返る
         

    今日のここからの眺めは素晴らしい。北アルプスの山々が、目の前にずらーっと
    連なって見えます。槍ヶ岳や、穂高も、遠くには富士山が雲の切れ間から、頂上部分が
    少し見えてきました。

            尖がった槍ヶ岳に続く穂高岳
         
            
            奥の台形状の山並みの真ん中に、薄青く富士山が見える
         
          
            表示台で確認
         

    よほどお天気が良くないと見えない光景なのです。とてもラッキーでした。
 
    30分ほど休憩後、頂上(雄山)を目指して登り始めました。
    風が強くて帽子が飛ばされそうでしたが、ゆっくりゆっくり、足元を確かめながら
    登りました。
    約1時間後、立山頂上(雄山)に到着。11:30でしたが、頂上でも
    登山客は20人余り。

                   一等三角点「立山」の表示
   

    こんなに登山客が少ないことは、これまで一度もありませんでした。

    頂上からの360度の眺望も素晴らしく、黒四ダムや黒部湖、剣岳、白馬岳、槍、穂高なども
    すっきりと眺められました。しかし、一の越で見えた富士山は、もう雲に隠れて見えませんでした。
           
           立山峰神社(雄山頂上)と神主
       

           雄山頂上の表示と、後ろは立山剣ヶ峰
       

           黒四ダムと黒部湖
         

    昼食後、立山頂上(標高3003m)「雄山神社峰本社」にお参り。
    私たち夫婦1組だけのためのお祓いをしてくださいました。

    素晴らしい眺めをゆっくり、たっぷり楽しんだ後、12:30一の越へと下山し始めました。
    約45分で一の越へ到着。途中、元気よく登ってくる小学生の学校登山の一行と出会いました。

    さらに一の越から室堂平まで、約45分。登山道の除雪作業はまだ続いていました。
    彼らのお蔭で、綺麗に除雪された道を安心して歩くことができました。

    室堂平には、立山室堂山荘があるが、日本最古の山小屋「立山室堂」も、国指定重要文化財
    として、保存されています。

                 日本最古の山小屋「立山室堂」
  

    室堂山荘からミクリガ池周辺を廻り始めると、火山ガスを噴出する地獄谷に近くて
    気温が高いせいか、ここでもお花をちらほら見つけることができました。
    (地獄谷は、現在火山ガス噴出が活発なため地獄谷エリアは通行止めです)
      
           雄山の美しい姿を映すミクリガ池
 
     

           火山ガスが立ち上る地獄谷

       

    室堂ターミナルの前の名水「立山玉殿の湧水」をペットボトルに汲み、15:30の高原バスと
      ケーブルに乗り継いで立山駅へは16:30頃到着しました。

           名水「立山玉殿の湧水」

     

    途中、登山の疲れを取るべく、立山吉峰温泉「グリーンパーク吉峰」へ寄り、
           天然温泉で疲れを流し、自宅へと帰りました。


     ★**********************************★

            今日出会った花たちは、次回にUPします
    
コメント (2)
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