8月7日(水)晴れ
夫とともに立山雄山頂上へ登ることを、毎年目標としてきました。
2011年から連続8年、今年は9年目です。
昨年は「金婚式記念」の登山でした
自宅を朝5:00に出発、その為起床は4:00にしました。
暗い雲が空を覆っているも、朝焼けの山並みで晴れを期待しながら
立山駅には、6:00に到着。第一駐車場に停めることができました。
すでにチケットは販売されていて、立山駅~室堂間往復のチケットを購入。
今年も、富山県民キャンペーン中(7/20~8/30)のため
大人は2割引きで買うことができました
7:20のケーブルカーで美女平へ、さらに高原バスで室堂へと
アルペンルートを進み、8:30室堂バスターミナルへ到着しました。
バスの中から、剣岳がすっきりと見えました
期待通り空が晴れ渡っています
ターミナルから一歩外に出れば、もうそこは、標高2,450mの室堂平。
立山の雄大な姿が聳えたってます。
「立山」の大きな石碑の前で写真を撮り、8:50雄山山頂へ向かって出発しました。
山の天気予報では、午前中は晴れで、午後3時ごろから雨の予報。
早めの下山を予定しながら雄山へと歩き出しました
室堂平は、たくさんのかわいいお花たちが出迎えてくれました。
風車になったチングルマと立山
あたり一面の花々を愛でながらゆっくりのんびり、登山道を登っていきました。
白いチングルマが一面に咲いています
黄色のミヤマキンポウゲが元気をくれます
小さな子供から、年配の方々まで、幅広い年齢層の人たちが雄山を目指して歩いています。
3カ所の雪渓も昨年よりはうんと雪が少なく、歩きやすかった。
雪はやや少なめ
昨年この場所には、雪が膝くらいまであったのです
一の越が見えてきました。小学生が浄土山を目指して、一列に歩いていました。
県内の学校登山のほとんどは、雄山頂上を目指して登るので、これは珍しいのでは・・!
時々雄山頂上を眺めると、青空だったり、ガスがかかったりと、めまぐるしく変わってきました。
晴れ間には、みくりが池や室堂平の雄大な眺望
約1時間半後に一の越に到着。
山荘に荷物を運搬するヘリコプターが、大きな音を響かせ、何度も往復しながら飛んでいました
一の越からは、北アルプスの雄大な山々が望めるのだが、今日は雲の中。
しかし、唯一「槍ケ岳」の尖った姿を見つけることができました。
20分あまり休憩後、雄山頂上へと登り始めましたが、その頃からは、
雲が山々を覆い、頂上も全く見えなくなりました。
それでもみんな、険しい岩の道を必死に登っていきます。
今年は、岩に赤や黄色の矢印や×印、○印がペンキで濃く書かれ、
登り易くなっていて、とても助かりました
1時間半後に雄山頂上(標高:3003m)へ到着。
ここ数年と比べると、体力が落ちてるようで、所要時間が長くなっています。
頂上の雄山神社峰本社も、雲に隠れて見えませんでしたが、すぐに、神社に参拝。
今年も元気に登頂できたことに感謝しました
神社前の敷き詰められた石の中で、昨年「金婚式記念」として奉納した石を
探してみたが、見当たりませんでした。
昼食を食べながら、雲の中の眼前に広がる後立山連峰を眺めます
足元の険しい谷にも、かわいいお花畑があるんです。
お昼を過ぎたころからポツリポツリと雨が落ちてきました。
あたりも真っ白なガスに包まれてきたので、急いで下山準備しました。
もう周りの景色は全く見えません。
慎重に足元だけを見つめながら岩場を下りていきました。
1時間余り降りてきたところでふと見回すと、一の越山荘がもう目の前です。
しかし、大粒の雨となってきたため、下山途中で、雨合羽を着ました。
一の越山荘に到着すると、もう山荘内に入りきれないたくさんの人たちが
降りしきる雨の中で、心細げに佇んでいました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/54/79294009d3a78e45dbb7b2653e7826dc.jpg)
先に下りていた小学生の学校登山の一行が、雨の中室堂へと向かって下山し始めています
雨とともに、雷もなりだし、雨脚が非常に強くなりました
まだ13:30だと言うのに、天気予報が外れたのです。
雨合羽の上下をつけ、ザックのカバーも取り付け、ザアーザアー降りの中を出発しました。
雨の中を下山しながら、30数年前、私と子供たちだけで一の越から室堂まで雨の中を
親切な親子ずれの方に助けられながら、必死に下りてきたことを思い出していました。
雪渓は急激な流れになり、その川を越えなければならなかったことを・・。
朝越えてきた雪渓は、雨で解けだし、足元が滑る危険な状態になっていましたが
ストックを使いながら、無事越えてきました。
雨具も着ずに、頭からずぶぬれになりながら歩く人もたくさんいました。
山の天候を甘くみて、登山準備をおろそかにしたのでしょうか?。
雨の登山道を歩くこと約1時間、室堂平に到着すると、さっきまでの雨も止み
あたりの景色も見え始めました。
バスターミナル待合室でぬれたザックカバーや雨合羽を片づけ、14:40の
高原バスで美女平へ、そしてケーブルで立山駅へと戻ってきました。
町は、36℃の猛暑の一日となっていました。
山で出会った花々は後日、UPしたいと思っています