おえちゃんの独り言

気ままに書いてみたい

オペラ 森は生きている

2014年09月29日 00時02分39秒 | 日々の話題
  9月27日(土)

   友達からチケットが2枚あるからと誘われて、”オペラ 森は生きている”を観てきました。

            

            

              オペラなどに縁のない私です。
     わくわくしながら射水市の高周波文化ホール(新湊中央文化会館)へと行きました。
     開場13:30だというのに、13:00前には、もう30人ぐらいの人が並んでいました。
     
     14:00開演のころには、客席はほぼ満席です。
     子供から大人まで楽しめるオペラとのことで、子供連れの方も多いようでした。

             舞台には森のセットが作られていました。                             

             上演中は、撮影禁止です。

          14:00、「十二月の歌」から始まりました。
          マイクは使わない生の歌声、ピアノの生演奏です。

      「森は生きている」のあらすじ

      わがままな女王の気まぐれから始まった篭いっぱいの金貨につられたマツユキ草探し。

      継母からむりやり冬の森に行かされた”むすめ”は、”時間”をつかさどる自然のまもり手、
      一月から十二月までの十二人の”月の精”たちに出会う。      
    ”むすめ”の話を聞いた”4月の精”が、他の月の精に頼んで1時間だけ「時」をゆずってもらう。
       すると、冬の森はたちまち春になり、雪の下からマツユキ草が顔をだす。
       ”むすめ”は、季節外れのマツユキ草を摘み持ち帰ると継母が取り上げ、
       ”四月の精”がむすめに贈った指輪まで取り上げてしまい宮殿へ。
      ところが女王は、自分でマツユキソウを見つけたいと言いだし、家来(博士、兵士)を連れて
      森へ出かけ、”むすめ”にマツユキ草のありかを教えろと命令する。 
      しかし”むすめ”は、”四月の精”との、決して人には話さないという約束に口をつぐむ。
      腹を立てた女王は指輪を雪の中へ放り投げてしまう。
      指輪を拾った”4月の精”が再び現れ、一瞬だけ春を作りだし、女王がマツユキ草を
      摘もうとすると、冬に戻ってしまう。
      女王は、「寒い、凍える」とわがままいっぱいに文句を言うと、月の精たちは、
      「命令ばかりしていては誰も聞いてくれない、時にはお願いをすることが大切」だと教え、
      全員で♪~もえろ もえろ あざやかに~♪と焚火を焚き、女王がぬくもりを感じて、
           素直な気持ちになり、宮殿へと戻っていく。

        人と人、人と森のつながりの大切さを伝えるお話だったように感じました。

         カラフルでユニークな衣装や、美しい歌声、軽やかな動きと、
            飽きることのない楽しいオペラでした。

       舞台が終わり会場を出ると、ロビーで出演者たちが見送りをしていたので、
       一緒に記念撮影をさせていただき、握手をしてさよならしました。

          1月の精                 4月の精
            
         どちらも歌声も素晴らしいイケメンです。

     左から博士、兵士、むすめ、継母
    

           女王と私
          

     8月の精とピアニストの榊原紀保子さん
    
   
         

       このオペラは、オペラシアターこんにゃく座の上演でした。
     
     こんにゃく座という不思議な名前のオペラ劇団とは、
      こんにゃく体操による身体訓練を続け、言葉(日本語)がはっきりわかるオペラを
      創作上演するオペラ劇団として1971年に創立、マイクを使わない生の歌声、
      ピアノを主としたさまざまな楽器の生演奏によって、年間約250公演を上演。

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賑やかな敬老会 ’14

2014年09月24日 15時42分36秒 | 日々の話題

    9月21日(日)

     今年も自治会の敬老会が公民館で賑やかに開催されました。

     この自治会では、敬老会は65歳以上の方を招待していますが、
        参加する人は、ほとんどが70歳以上の方です。
           今年は44名の参加者でした。
     スタッフが15~16名、計60余名で公民館のプレイルームが満席になりました。

        午前11時、各班ごとの記念撮影後、自治会長の挨拶から始まり、
          物故者への黙とうと進み、お楽しみタイムに入りました。

          まずは、参加者の中から大正琴演奏と相撲甚句、
        このお二人は毎年敬老会には、なくてはならない方です。

         Tさんの大正琴に合わせて歌声が・・・
        
        
        相撲甚句のNさんは、半年前心筋梗塞を患いましたが、元気になられ
        今回は曾孫さんのかわいい応援付きで、頑張って唄われました。
        
                    

         続いて高岡市演芸ボランティアグループ「すずらんの会」の
        歌や踊り、三味線やマジックなどとても賑やかな50分間でした。
         「花笠音頭」
        

                三味線演奏
               

         マジックショー
        

         「きよしのズンドコ節」は、ストレッチ体操風
        

       「すずらんの会」の方たちも、敬老会該当者のような年齢ですが、
        結成以来なんと26年、元気に美しく演舞されていました。
     聞くところによると、ボランティアとして、市内のあちこちの老健施設の訪問や、
         今日のようなイベントに出演されているとのことでした。

        お弁当とお赤飯、お味噌汁、ビールやお茶、で賑やかな昼食タイム。
                 

       午後からは、福祉活動員と民生委員と私の5人で、踊りを披露しました。
     9月に入って、夕食後5回ほど練習しただけの未完成な踊り「おめでた音頭」と「八木節」。

         楽しく「おめでた音頭」
              

         太鼓も加わって「八木節」
        

        皆さん、お酒も少々入っているせいか、会場は午前中より一段と賑やかで
              笑顔で楽しそうに見てくださいました。

         おかげでなんとか無事に済ますことができてほっとしました。

       終わった安堵感から急にお腹が空いてきて、私たちも皆さんと同じお弁当を
          午後2時過ぎにいただき、敬老会を終えることができました。

         この日のお茶菓子は、紅白饅頭と小さなお菓子袋、
           

         帰宅して袋を開けると、栗のゴーフルや、うさぎ模様の小さなチョコなど
       

             秋らしさを感じるお菓子の詰め合わせでした。
      
     
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月見の会と氷見っ子でランチ

2014年09月21日 18時32分51秒 | 茶道
     9月17日(水)

    9月、10月は、お月見茶会があちらこちらで開かれる月です。

           私たちも名目上のお月見の茶会を開きました。
    場所も時間も、お月見とは全く関係ない日中に、氷見の民宿「氷見っ子」のお部屋で。

          氷見っ子の部屋からの眺め
      

    
    要するに、みんなでランチと露天風呂を楽しむことが主で、ついでにお茶の練習を行ったのです。


    風炉が無いので、ポットを使い、「茶箱」の「雪月花」の「月」のお点前の練習をしました。

        茶箱のしつらえ
     

      まず、先生のお点前を拝見
      

    その後、全員が順々にお薄を点てて、美味しいお茶を味わいました。

    続いて、別の部屋に移動しランチをいただきました。
    目の前が海、氷見漁港も近く、新鮮なお魚料理が自慢のランチです。

    先付とトコロテンが並べられていました 

     左端がトコロテン、先付(クルミの甘露煮、松茸、蒸卵、海老、笹ずし)、ススキの穂が秋を演出
       

        キトキトのお刺身(イカ、甘海老、がんどぶり)
       
    
     
        茶碗蒸し(山芋のしんじょ 葛あんかけ)と香の物
       
        天ぷら(海老、オクラ、サツマイモ)と藻塩
       

        氷見牛陶板蒸と冷し氷見うどん
       

        枝豆ごはんと海苔と豆腐のすまし汁
       

        デザート(いちじくのコンポート、ジェルがけ)
        

      コーヒーが無かったので、氷見っ子を出た後、喫茶「海岸通り」でアイスコーヒーで
      一休み、お風呂上がりの体も冷えたので帰宅となりました。 


       

    
    
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城端 むぎや祭り 2014

2014年09月18日 19時57分35秒 | 日々の話題
      9月13(土)14(日)と、城端むぎや祭でした。

       ♪~浪の屋島を遠くのがれて薪樵るちょう深山辺に~♪

     この歌詞にうたわれてるように、壇ノ浦の戦いに敗れた平家一門の落人が、
       越中五箇山に安住の地を得て、弓矢取る手を鍬鎌持つ手にかえて、
       暇を見つけて唄い始めたのが麦屋節のおこりといわれています(資料より)

        どこか素朴で物哀しい歌詞と調べが、しっとりと落ち着いた
             城端の町に流れる「城端むぎや祭」。
              

      むぎや祭りのもう一つのイベント「じゃんとこいむぎや」のよさこい競演会に
         私達「あいの風ステップ21」チームは、毎年出場しているが、
              今年は都合で出演しませんでした。

      そこで、いつも慌ただしく見ている”むぎや祭り”をゆっくり見ようと
             14日(日)午後3時過ぎから城端へ出かけました。

      午後4時過ぎ城端小学校グランドに駐車(有料 500円)し、じょうはな座に一旦寄り、
      午後6時からの「むぎや踊り競演会」のチケット(全席指定 500円)を買い、
                 町の中心部へと向かいました。

        町じゅう、むぎや節の調べが流れる中、大通りに出ると、1チームが
      三味線を弾く人、唄う人、踊る人とが、しっとりとむぎや節を踊っていました。

        
             
            周りには沢山の人が見ています。

         次に街並み踊りの会場の一つ「坡場の坂(はばのさか)会場」へ

         石畳の坂道に、グリーンのカーペットが敷いてありました。
           午後5時からは、野下町の演舞がありました。
       小さな幼稚園児から始まり、小学生、中学生は、初々しくかわいく踊ってくれました。

       さっきまで石垣によじ登ろうとしていた坊やも、真剣に踊りだしました。
      

         小学生の赤いたすきがかわいい「といちんさ」もとてもお上手でした。
        

            中学生はもうすっかり美しいお姉さんです。
           
            
         優雅に踊る女性たちや、男性の紋付・袴姿に白たすき・白足袋のむぎや節笠踊りは
             とてもきりりと美しく、ほれぼれしました。

              

       笠をくるくる回しながら、きりりと踊る男性達
      

            むぎや節をはじめとする五箇山民謡の数々の踊りを、
                初めてゆっくり楽しむことができました。 

          街並み踊りは、4会場があり、時間帯も決まっているので
           時間に合わせて都合の良い会場でみることができます。

          6時近くになったので、じょうはな座へと、行きました。
         この時間帯には、東新田町、栄町、新町の3町内の方たちと  
           越中五箇山民謡保存会の方たちの演舞です。

          五箇山民謡には、こきりこ節、むぎや節、五箇山追分節
            古代神、四つ竹節、といちんさ、お小夜節の7曲があります。
         

             各町内ごとに、7曲の内の民謡を踊ります。
        「むぎや節」の歌詞も町ごとに少しづづ違っているので、踊りも違います。
           小さな子供たちのいる町もあれば、いない町もありました。
       
        東新田町の小学生の女の子
       

          中学生のお姉さんの唄で踊る幼稚園児
         

      胡弓・笛・太鼓・唄が五箇山民謡を奏でます。
     

      新町にも、かわいい坊やが踊ってくれます。お兄ちゃん達のを真似をしながら・・。
      

          小学生のむぎや節
         

            真剣な表情で笠をまわしています
           

       ペアーであでやかに踊る麦や節
      

      

                        
     五箇山民謡保存会の狩衣衣装にササラを手に踊るこきりこ節(日本最古の民謡といわれる)は
            いつみても素晴らしい、素敵な踊りです。

         

              民謡保存会の人達の踊りは、やはり美しい 
      

              保存会には、若い後継者も育っています
             
         
         じょうはな座で1時間半あまり踊りを見た後、再び大通りに戻り
         午後7時30分から始まっていたむぎや節パレードを楽しみました。

       外灯の灯りと婦人会のお母さん方
      

            水車レディースの後姿
           

            北陸銀行のお嬢さん方
           

         
           そして最後の「総踊り」は西町大通りが会場です。
            誰でも踊りの中へ入って踊ることができます。
       先頭を踊る女性の踊り手さんに続いて、たくさんの人が踊りを楽しんでいました。

         

         難しい笠踊りも、男性の踊り手さんに習って、踊っている方もいました。

          総踊りをしばらく見てから、酒屋さんで地ビールを求めると
        「城端ビール」ですと言って渡されたのが、色のきれいな発泡酒でした。
      

         
         ピンク色は、”楓”カシス風味のさわやかな発泡酒
         オレンジ   は、”トロピカルピンク”ピンクグレープフルーツフレーバー
         グリーン は、”グレートブルー”レモンフレーバー

        と、瓶に書かれてましたが、全て甘くて、ビール党には不向きなようでした。

        越中八尾の”おわら風の盆”と並んで、越中の小京都と呼ばれる”城端むぎや祭り”も
                とても盛大なお祭りです。
           
      

        
                 
                  
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寺院アートと清水の里を訪ねて

2014年09月15日 21時31分24秒 | ドライブ
    9月11日(木)

     射水市働く婦人の家・友の会主催の”宇奈月町の二か所の寺院の天井絵鑑賞と、
     黒部市生地の「名水」散策”のバスツアーに参加しました。


     まず最初は、浄土真宗・白雪山・善巧寺
    

        境内の大銀杏は、樹齢300年ほど
       

     白雪山・善巧寺は、平成24年、親鸞聖人750回忌大遠忌の節目に
     内陣の天井画が131年ぶりに新調されました。
     
     中央の深いブルーを基調に、なじみ深い立山連峰が360度連なっています。
     その周りには、極楽浄土の共命鳥と鳳凰が羽を広げ、富山で観られる花木28枚が
     配置されています。

     内陣の天井画
     

              ブルーの立山連峰
         

              富山県内の花木28種類が描かれています
          

             桔梗の絵や極彩色の欄間や柱は、明治11年建立当時のままです
           

   鮮やかな天井画と、柱や仏具の金色や極彩色の豪華さにしばし見とれていました。

        豪華な内陣の中まで入って見せていただけたのでした。
      
         天井画の作者は、日本画家の清河恵美さん(宇奈月町在住)です。    
         内陣の天井画以外は、明治11年建立当時のものです。
    
         又、ここ善巧寺は、「ゆきんこ劇団」でも有名なお寺さんでした。


     次に訪れたのは、曹洞宗・五雲山・全龍寺

     
          緑の苔が美しい境内に建つ鐘楼
         

          鐘楼の前に石ダルマが・・・
        


    7年前の平成19年に、、鐘楼を建立する際、開山堂の天蓋を外したところ、
     36歌仙の天井画が現れたのです。

     
     この寺院は、寛政2年(1790年)の火災を免れたお寺です。
     
     36歌仙とは、藤原公任の「36人撰」に載っている和歌の名人36人の総称です。
      歌人たちの代表歌が記され、その歌を詠む姿が描かれています。

        
     しかし、いつごろ描かれたのか、作者は誰なのか、解っていません。
     
     現代の天井画と古い時代の天井画、どちらもとても珍しい天井画のような気がしました。

     続いての行く先は、黒部市生地(イクジ)の”清水の里”巡りです。

     生地漁港の”魚の駅「生地」”の「できたて館」で昼食をいただきました。
         
              
     生地漁港の獲れたてお魚のお造りや、お味噌汁は、とてもおいしかった。
          
      
     昼食後は、町のあちこちに湧き出ている”名水”を訪ねて、マップを片手に散策しました。

               

     ”清水の里”の清水は、3000m級の北アルプスの山々から流れ出てくる黒部川の
     豊かな水が地下水になり、この生地(イクジ)で湧き水となったのです。
     この地下水は「しょうず」とよび昔から飲み水、炊事、洗濯、食べ物の冷やし場所などに
     利用され、生活になくてはならないものとして愛用され、町の人達の手で守られています。
         昭和60年、環境庁から「全国名水百選」の指定を受けました。     
        マップによると、清水が湧き出ている場所は、生地には20か所もあるのです。

        私たちは、そのうちの7か所の清水を飲んできました。
    最も日持ちが良いと言われる「弘法の清水」
    
            
             
                  こんこんと湧き出る清水
                 

     冷たくておいしい清水は、それぞれ名前が付けられ、ほんの少し 
             味に違いがあるように感じました。
          最も違いが判ったのは、「岩瀬家の清水」でした。

         
    老舗の酒造会社「皇国晴酒造」の敷地で湧き出ている清水が、わずかに塩味を感じる水でした。
      井戸の周りが茶色くなっているのは、塩分が含まれているからでしょうね。

       この町のどこの清水でも自由に水を汲むことができます。
    散策の最後に、「弘法の清水」を2Lと「岩瀬家の清水」を2L汲んで持ち帰りました。



               秋晴れの穏やかな一日でした。

      青い空と海、白い漁船が美しい生地漁港
     

     
     
     
     
     
      
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木曽駒ヶ岳で出会ったお花たち

2014年09月12日 16時55分17秒 | トレッキング・登山
         9月2日(火)~3日(水)、夫と二人で木曽駒ヶ岳へ登ってきました。

           その時で出会ったお花たちを、まとめてみました。
           花の最も多いシーズンは終わっているが、それでもまだ
               たくさんのお花に出会うことができました。

         8月19日に立山登山をしたときに見つけた花とおんなじものもありますが、
           記録として残しておきたいと思いUPしました。

      まず千畳敷カールの広大なお花畑 

        まず目に付いたのは、黄色く色づいたコバイケソウの葉、秋の訪れを感じました。
        

        その中で、わずか1か所だけ、まだ白い大きな花が残っていました。
        
        コバイケイソウは、数年に1度しか花が咲かないと言われています。

        お花畑一面を埋めるのは、黄色のミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ
         ↓ ミヤマキンポウゲ
        
         ↓ シナノキンバイ             
        

        白いお花は、ゴゼンタチバナやウメバチソウ、小さくて目立ちにくいです。
              ↓ ゴゼンタチバナ
             
          ↓ ウメバチソウ
       


        コイワカガミも、「私を見て!」と、背を伸ばしています。
     

        細いムカゴトラノオが、お花畑でゆらゆらと風に揺れています。
     
                       
   

      ナナカマドは赤い実を付けていますが、紅葉はまだまだです。
        
 
         白いヤマハハコも、ひっそりと咲いています。
           

         そしておなじみのチングルマ、もうすっかり風車になっていました。
        

      
        
      八丁坂のきつい登り道の両側にも、かわいいお花たちが咲いています。

       

      トリカブトは斜面を彩り、小さなオレンジのクルマユリがひときわ目立ってかわいい!
  ↓ トリカブト                                       ↓ クルマユリ
  

        鮮やかな紫色のチシマギキョウは、岩の隙間で頑張っています。
     
        
        道沿いには、タカネグンナイフウロを見つけることができました。
                     
                               

        アキノキリンソウ、ヨツバシオガマも目に入ってきます。
     ↓アキノキリンソウ                        ↓ヨツバシオガマ
        

        ↓ このお花、最初は判らなかったのですが、よく見ると、ヨツバシオガマの花後の姿でした。
          緑の葉が、こんな色になるなんて、びっくりでした。
        
        

      乗越浄土から中岳、木曽駒ヶ岳頂上に向かっては、
        
        瀕死の状態のイワツメグサがところどころに見られます。
      

        一番感激したのは、ヒメハツユキソウ(エーデルワイス)です。
      
          中央アルプスの砂礫地だけに生える稀少種です。
           4年前、スイスでエーデルワイスを見て以来初めてでした。

        
            もう一つは、高山植物の女王と呼ばれるコマクサ
         砂礫地で必死に生きるコマクサの可憐な姿は、本当に素敵です。
      
        頂上木曽小屋から中岳へのコースでしか見られない、貴重なコマクサでした。
        2年前燕岳で群生しているところを見ましたが、とっても小さくて・・。
           今回のは、数が少ないせいか、お花は少し大きく感じました。



           まだまだ、名前の判らないお花も沢山あるのですが、
              分かる範囲でまとめてみました。



  ☆ 美しい珍しい高山植物に出会うことで、苦しかった登山を忘れ又登りたいと思ってしまうのです☆              
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木曽駒ヶ岳登山ー2

2014年09月08日 12時49分44秒 | トレッキング・登山
        9月2日(火)~3日(水)、夫と二人で木曽駒ヶ岳へ登ってきました。


    登山2日目 9月3日(水)

       昨夜早くにお布団に入ったもののなかなか寝付かれず、頭が痛くなってきました。
       が、我慢して目をつむっているうちに寝てしまったらしく、夜中3時ごろ目がさめ
       窓を見ると、月が見えるのです。
       そっと起きて、外へ出ると素晴らしい星空が広がっていました。
       手を伸ばすと届きそうなくらいに近くに感じます。
       でも、とっても寒く、すぐに部屋に戻り、布団にもぐりこみました。
       明朝は、ご来光を見るために4時半に起きなければならないのです。
       少し眠ったのでしょうか、気が付くと4時半になってました。
       周りの人達もそろそろ起きだし、頂上へ行く準備を始めました。

       防寒ウェアをきて、頂上へと向かいました。
       小屋からは、10分あまりで頂上へ行くことができるのです。

       東の空が、うっすらと赤みを帯びています。
       頂上にはすでに数人の人達が、ご来光を待っていました。

      朝焼け・5時12分
    

       雲海のかなたが、だんだん赤く染まり、雲間からご来光が見え始めました。

      5時26分
    

       残念ながら、稜線からのご来光は望めないようです。
       明るくなると同時に、周りの山々が見えてきました。
       御嶽山や、乗鞍岳、南アルプスなど、昨日見えなかった山々です。

       そして、雲海の上に、まん丸い大きな太陽が顔を出しました。
              ご来光です。感動の一瞬でした。

      ご来光・5時30分
    

       2012年の燕岳でのご来光以来、2年ぶりのご来光に出会うことができたのです。
      
          

              いったん山小屋へ戻り、朝食をいただきました。

         茹で卵もついた朝食、量が多くて全部食べきれませんでした
       
   
       食堂の壁に貼ってあった写真は、登山家の田部井淳子さんと、タレントのルー大柴さん。

       

                  思い出しました。
       この頂上木曽小屋は、NHK・Eテレの”登山入門”の番組で使われたところだったのです。
                私も、この放送を見ていたのでした。
          私たちが眠った場所は、田部井さんはじめルー大柴さんや
              NHKのスタッフも使った部屋でした。

       7:10  8人の客の中で、私達2人が最後に小屋を出発しました。

         オーナーと記念撮影
          
      
             外は風が強く、相変わらずガスがかかったり、晴れたり。
      それでも、小屋の後ろのガレ場で、貴重なコマクサや、ヒメウスユキソウ(エーデルワイス)を
                見つけられて、とてもラッキーでした。

           コマクサ
          
                ヒメウスユキソウ(エーデルワイス)
                

       8:20  中岳到着

        中岳頂上から、木曽駒ヶ岳頂上を望む
       

        中岳頂上から、宝剣岳と宝剣山荘を望む
       

       8:30  宝剣山荘に到着し、ホットコーヒーで一休み。
             昨日見えなかった天狗岩がはっきりと見えました。
           

        右端の岩・天狗岩
       
       
         ここへ来るまでのガレ場のところどころに、高山植物復元中の場所がありました。
             小さなイワツメグサが、絶滅しそうになっているようです。
   

             イワツメクサ
           
    
           前回、立山へ登った時は、ずいぶんたくさんあり、珍しくもないと思って
           写真も撮らなかったのに、環境の違いで絶滅することもあるのですね。

       8:35  乗越浄土
             すっきりと晴れて、南アルプスの姿が望めました。
        
             
     まだ時間も早いので、伊那前岳・北御所方面へと書かれた案内板に沿って 稜線を歩きました。
     

               

             この稜線からは、ロープウェーとゴンドラ、剣が池が見えます。

      
            
          40分余り歩いたが、伊那前岳頂上が全く分からず、途中で引き返しました。

        9:30 昨日登ってきた同じ登山道を千畳敷カールへと下山し始めました。
             途中の八丁坂と呼ばれる急斜面の登山道を、中学生の一行が
             登ってきたのです。

      
          この辺りは、道幅が狭いので1人歩くのが精いっぱいのところです。
        私たちは、道の端に立ち止まり、中学生150人が通り過ぎるまで待ちました。
          私たちが昨日息を切らして登った八丁坂を、中学生たちは平気な顔で
                  元気に登ってきました。
               長野県内の中学2年生の一行でした。

        10:30~11:30
             千畳敷カールのお花畑の遊歩道を散策。

          ダイナミックな千畳敷カール
         

              剣が池に映る宝剣岳

            

        コバイケソウやチングルマは、もう秋の姿ですが、トリカブとやゴゼンタチバナなど、
             立山では見られなかった花たちに出会うことができました。

         


         

        11:30 臨時ロープウェーでしらび平へ下り、さらに菅の台バスセンターへと下山。
              今日は、この辺りも曇り空だったので、山の上も多分あまり良いお天気では
              ないかもしれないと思いました。

        12:30
             菅の台バスセンターの駐車場で身軽な服装に着替え、近くの「こまくさの湯」へ
             温泉に入り、お昼ご飯を食べてきました。

       

        14:30  
             温泉でまたしても横浜から一人で山へ来ていた彼女とばったり会い、
             名前も知らない二人ですが、お互いの健康を願って別れました。

           昨日と同じ高速道を走り、高岡へは18:30無事に帰着しました。

              
             
               
        
                           
     
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木曽駒ヶ岳登山ー1

2014年09月05日 12時45分57秒 | トレッキング・登山
    9月2日(火)~3日(水)夫と二人で木曽駒ヶ岳へ登ってきました。

       今年の干支の”午”に因んで、名前に駒が付き、
     比較的手軽に登れる山として、「木曽駒ヶ岳」を選んだのです。

     さらにお天気の良い日も選びたく、1週間前から晴れる日を待ち、
      2~3日に決め、頂上木曽小屋へも宿泊予約を入れました。

    9月2日、朝4時起床、5時、自宅を車で出発。
         能越自動車道~東海北陸道~東海環状道~中央道と走り、
         駒ケ根ICから駒ケ根高原には、9:20に到着。

     
        
      ずーっと曇り空だったが、駒ケ根高原・菅の台バスセンター駐車場に着くと、
            すっかり晴れのお天気になっていました。

     菅の台駐車場(料金500円)で準備を整え、
      9:45  菅の台バスセンターからバスで、しらび平ロープウェー駅(30分間)
     10:30  ロープウェーで日本で一番高いところにある千畳敷駅  (7分間)
             バス・ロープウェー料金は、往復で3,900円/人

     10:40  標高2,612m、気温14℃の千畳敷駅到着。
        

      しかし、外はガスがかかり、真っ白でしたが、すぐに青空が見えてきました。
      駅で登山届を記入しポストに入れ、外へ出ると、目の前に壮大な千畳敷カールと、
      宝剣岳、木曽駒ヶ岳の峰々の美しい姿が広がっていました。

      

     11:30  駒ケ岳神社に、お天気と登山の安全を祈願し、お花畑が広がる千畳敷カールの
            遊歩道から登山口へ、いよいよガレ場と急登の登山道へ入りました。

           

     

      登山道はよく整備されていて歩きやすく、八丁坂と呼ばれる急峻な場所も
      登山道の両側に咲き誇る可憐な花や、険しい岩が霧の中から現れて、元気づけられました。

       オットセイ岩が出迎えてくれます
     

       登山道はこの辺りが狭くて危険な個所、注意して登りました
     

       美しい青空と宝剣岳(標高 2,931m)も、霧の中から突如現れます。       
     

          約1時間で乗越浄土と呼ばれる鞍部に出ました。

         乗越浄土からは、剣岳を小さくしたような形の宝剣岳や前岳、
           これから向かう中岳が真近かに見えています。
     

      緑のハイマツが美しい渓谷を目の前で眺めながら、ここで昼食を取り休憩。

     13:00  乗越浄土を出発、中岳を経て木曽駒ヶ岳へと向かいました。

      宝剣山荘を通り抜ける時、急峻な岩肌の宝剣岳に天狗岩と呼ばれる岸壁が
      霧の中からその姿を現していました。
          

      中岳までは稜線歩きのためアップダウンも軽く、15分で中岳(標高 2,925m)へ到着。
      
      木曽駒ヶ岳へは、中岳を越えて一旦駒ヶ岳キャンプ場まで下り
      再び頂上を目指して登ります。

     14:00  木曽駒ヶ岳(標高2,956m)頂上へ到着。

      頂上からは360℃の展望で中央アルプス、遠く北アルプスや、南アルプスの山々などが
      見えるはずだが、遠くは一面の雲で全く見えませんでした。

       頂上表示の案内柱と方位盤
        
       歴史の長さを感じさせる古い頂上神社に参拝し、時々晴れる雲間から現れる
       美しい山々の姿を眺めたのち、頂上直下の「頂上木曽小屋」へと下りていきました。
      

       頂上小屋と書かれた屋根が見えてきました。
      
      
     14:30  頂上木曽小屋到着、気温13℃

       木版を木の棒でたたくと、優しいおじいさんが出てこられ、受付をしました。
      

      宿泊料は1泊2食付で 8,000/人。
      おじいさんの話では、今夜の宿泊は8名とのことでした。

      部屋は、昔ながらの薄暗い部屋で、奥の方は10畳ほどの畳の部屋、
      残りは、中央の通路を挟んで2段式の部屋です。

      

      もちろん、どこにも仕切りはなくすべてオープンで、お布団のセットが
      きちんと並べられていました。
     
      私たちのほかに女性が2人、先に到着していて、4人でおしゃべりをしていると
      「午後のお茶にしませんか?」と、小屋の方が呼びに来てくれました。
      「山小屋でお茶の時間って、経験ないね~、うれしい~」と、4人で顔を見合わせ食堂へと集合。
      熱い緑茶と、かりんとうと梅の甘露煮を出してくださり、1時間余りおしゃべりに花が咲きました。

      その間に、他の泊り客の女性1人と男性3人グループが到着し、8人全員が揃いました。

      17:15 夕食  この小屋の名物は、「肉じゃが」です。
                席に着くと、炊き立ての熱いご飯と、肉じゃが、味噌汁を
                オーナーが運んできてくれます。
                小さなグラスにワインもサービスで、これもまた珍しいことです。

         
           ワインで乾杯!                  ランプ状の電球
             

                食事をしながら、2人連れの女性は、新潟と東京から、一人登山の
                女性は横浜からで、3人とも「山ガールではなくて山女です」と
                言うほどの、登山愛好女性でした。

                男性3人のグループの方たちとは、お話しできなかったので、
                どこから来た方たちか判りませんでした。

     
       18:00    夕食後小屋の前に出ると、雲間からうっすらとした夕焼けが見えましたが、
                ほとんどが雲に覆われて残念な眺めでした。

                ときおり雲の間から、遠く乗鞍岳の姿が見えていました。

      
         
                強い北よりの風が吹いていてとっても寒いが、オーナーは、
                「この風が吹くときは、きれいな星空とご来光が見られるんだ」と、
                教えてくれました。
                小屋の外の気温は、5~6℃ぐらいだった。

              
       19:30    明朝の準備をしているとオーナーが「湯たんぽ」をどうぞ!」と
                持ってきてくださった。
                ペットボトルに熱湯を入れた熱々の「簡易湯たんぽ」です。
                
               

                冷えた足元に湯たんぽを入れ、早々と布団にもぐりこみました。



                           ~~  つづく ~~ 


       

          

             

      


     
     
      
   
 
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