11月1日(月)続き
駐車場から100mぐらい歩くと、「山王くらぶ」です。
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豪商や文人たちが愛した、元料亭の山王くらぶ
「山王くらぶ」とは、明治から昭和にかけて酒田有数の料亭だった建物を利用した
浪漫あふれる木造建築の観光名所です。
酒田の歴史や文化の資料や、日本三大つるし飾りのひとつ、”酒田傘福”などが
展示されています。
中に入ると、まず玄関に獅子頭や、色鮮やかな大きな傘福が展示されていました。
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傘福2基と奥の板戸が時代を感じさせる
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洒落た造りのガラス襖
入館料は300円です。旧料亭の面影が残る数々の部屋や、大広間などを見学。
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古いザルに付けられた吊り下げ飾り
二階大広間いっぱいに展示された傘福に目を見張りました。
最大のものは、高さ2.7m、傘の直径2m、飾りの数999個とのこと。
さげ物の種類もおもしろく、座布団やよだれかけ、まくらなど、全てに意味が
込められているのだそうです。
傘福製作体験をしている人がいましたが、予約が必要でした。
傘福は本来、子供の成長などを願い、傘の先に願いをこめた飾り物を下げ、社寺に
奉納するものだったそうです。
ここでも吊るし飾りのセットを2ケ買いました。
材料と作り方の説明書も入っているので、お正月までには、仕上げたいものです。
山王くらぶ見学の後、日和山公園へ行ってみた。
すぐ近くに、港が望める小さな公園でした。園内の散策道には、江戸から昭和に
かけて酒田を訪れた文人墨客と文学者などの全29基の文学碑がありました。
時間もお昼近くになったので、「さかた海鮮市場」へ向かいました。
酒田港、庄内浜で水揚げされたばかりの魚介が並ぶ鮮魚店や、食事処があります。
海鮮市場の2階「食事処 海鮮どんや とびしま」に入ると、大勢の人で、大混雑
していました。
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ここで一番人気の、海鮮丼を注文。混雑しているにもかかわらず、注文してから
10分あまりで、仕上がってきました。
大きな丼の上に、旬の魚が10種類以上盛り込まれていました。
サザエのような形の、小さな貝の味噌汁と、漬物が付いて1,050円。
安くてとてもおいしい海鮮丼に舌づつみ。上に盛られたお魚(刺身)だけでもお腹が
いっぱいになりご飯は半分ぐらいしか食べられませんでした。
デザートに食べた灰色のいかすみソフトクリームも、ちょっと塩味があり、さっぱりとしていて、
とってもおいしかった。
食事の後、1階の鮮魚売り場で、冷凍のタラバガニを1パック買い、氷と
一緒に発泡スチロール箱に入れて持ち帰ることにしました。
酒田はこの時間晴れていたが、北陸は雨で、荒れ模様になるとの天気予報を
聞き、帰途につく事にしました。