10月31日(月) 快晴
紅葉が真っ盛りだろうと黒部峡谷へ出かけてみました
朝7:50車で出発、黒部峡谷鉄道宇奈月駅には、9:30頃到着。
駅前の有料駐車場(1日1000円)に車を入れ、宇奈月駅へ。
宇奈月~欅平間のトロッコ電車往復割引券とおみやげ券などをセットにした
「 オータムパック」(3000円)を利用しました。
”このパックは①往復乗車券(通常3960円)②おみやげ券1000円分
③県内各地で利用できる「おみやげクーポン券」(平日2000円、土日祝日
1000円分)が付きます。
したがって、3000円の往復乗車券を買っても、おみやげ券(食事券)と
おみやげクーポン券で、実際は無料になるのです”
オータムパックが人気があるようで、駐車場も、駅も大変な混雑でした
10:03発 満席のトロッコに乗車して出発。
すぐに「今日来てよかったあ~」と思いました
どこまでも青く澄み切った空と錦秋に彩られた峡谷の山々。
最高に美しい風景に出会えたからです
このトロッコ電車は、ダム工事のために敷設された軌道を峡谷沿いに走ります。
宇奈月駅から41のトンネルと23の橋を渡り、終点欅平まで1時間20分、
約20kmの道のりをゆっくりと走るのです。
速度が遅い分、黒部峡谷の景観をゆっくり味わうことができます。
なお、トロッコ電車内に流れる観光案内のナレーションは
富山県出身の女優「室井 滋」さんです。
発車してまもなく、うなずき湖のエメラルドグリーンと赤い湖面橋、
紅葉の山々、何て美しい!と、感動しました。
↑ 湖面橋
そしてもう一つ、ヨーロッパの古城のような新柳橋発電所が、見えてきます。
↑ 新柳橋発電所
錦秋の峡谷を楽しみながら、沿線で最も峻険な谷に架かる後曳橋を渡ります。
↑ 後曳橋
沿線の左側には、レトロな水路橋もみえます
↑ 水路橋
出平ダムを眺めながら、「ねずみ返しの岸壁」が見えてきました
↑ 出平ダム
↑ ねずみ返しの岸壁
峡谷をわたるお猿さんたちのために「猿の橋」が架けられていて、
猿が渡る姿も確認されています
↑ 猿の橋
「出し六峰」の美しい姿や、大岩壁の「ねずみ返しの岸壁」が、紅葉の峡谷を
彩っています
↑ 出し六峰
鐘釣駅で下車し、河原に降りて露天風呂を楽しむこともできますが、
この乗車券では、途中下車ができないのです
又、ここでトロッコのスイッチバックを体験できました
木屋平ダムを過ぎると、間もなく終点欅平に到着です
↑ 木屋平ダム
標高差370mを登り切るトロッコは、トンネルを抜けるごとに、気温がさがり
とても寒かった。
欅平駅も超満員。2階のレストランへ行き、お昼ご飯をと。
ここも長蛇の列。おみやげ券(1000円)を使うため、シロエビかき揚げ蕎麦を頂く
食事後、屋上展望台へ行き、上からの展望を楽しみました
↑ 屋上展望台からの奥鐘橋
赤い奥鐘橋、人喰岩、名剣橋と、遊歩道を景色を楽しみながら名剣温泉まで散策
↑ 白い雲とモミジのコントラストが美しい
↑澄み切った川と峡谷のもみじ
↑ 岸壁が大きく口を開け、人を飲み込むように見える人喰岩
↑ サンナビキ山はまだ雪が来てないよう・・
名剣温泉は、源泉かけ流しの天然温泉で、露天風呂もあります。
↑ 名剣温泉
ここから先の祖母谷温泉・地獄へは、時間に余裕が無かったので進まなかったが
鮮やかな紅葉の山間からは、白く雪を被った唐松岳が輝き、最高の眺めでした
↑ 唐松岳(白馬連峰)
一旦、欅平まで戻り、今度は特別名勝・特別天然記念物「猿飛狭」へと
向かいましたが、整備中のため展望台までは行けず、引き返しました
猿が対岸へ飛び越えられるほどと言われるとても狭い渓谷は、
とても美しい場所ですが、残念でした
↑ 猿飛狭のもみじ
↑ 猿飛狭から見えるのも、白馬連峰の山でしょうか?
帰路のトロッコも満席のため、早めに列に並び、13:53発の列車に乗り込み
15:20宇奈月駅へと帰ってきました。
朝から一日中、紅葉真っ盛の風景を思う存分楽しんだ黒部峡谷でした