どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

とさかにごはん

2020年04月11日 | 絵本(日本)

         とさかにごはん/スズキコージ/理論社/1993年

 

 ハンジュクさんは あるひ たびに でることにしました。おともは みるとんくん。

 耳慣れない名前ですが「ハンジュク」は人間、「みると」は どうもおんどり。

 最後は「とさかに ごはん」でおわります。

 物語風にはなっているのですが、展開に首をかしげていると、でだしは、前の文の最後の文字からはじまっています。「ごはん」でおわるので、はじめが「はんじゅく」からはじまるようです。

 つまり しりとりをしているのです。

 よくわからいというのが実感ですが、ハンジュクさんの家、木、パン屋、駅舎、急に出てくるイタリアの風景など、とってもユニークなものばかり。

 スズキコージ流の強烈な絵を楽しませてもらいました。