だいじな とどけもの/E・H・ミナリック・文 モーリス・センダック・絵 まつおかきょうこ・訳/福音館書店/1972年
くまくんが絵を描くと、おばあちゃんにあげようと、めんどりさんにもっていってくれるよう頼みました。
めんどりが絵を届けると、おばあちゃんはめんどりにキスをして、おれいのキスを こぐまくんに とどけてくれるようたのみました。
ところが、めんどりは かえりみちで、おともだちにあい、ちょっとおしゃべりを したくなりました。そこで カエルさんに キスを届けてくれるようおねがいします。
カエルさんは 池のところで ひと泳ぎしたくなり、ねこさんに キスを届けてくれるようおねがいします。ねこさんは、スカンクへ。
スカンクは、とちゅうでかわいいスカンクの女の子に であって、その子にキスしてしまいます。すると、その子は おかえしのキス。そこでスカンクは、もういちどキスをかえします。ふたりは、なんども、キスをもらったり、かえしたり。
さあ、キスは 無事 おばあさんに届くでしょうか。
こぐまくんが描いた絵 つのがあって きばがある ちょっとおそろしげな 絵です。キスの贈り物というのは、外国らしい届け物ですが、森のみんなは やさしくキスをリレーしていきます。
とっても すてきな結末に ほっこりです。