どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

えほんよんで どこへいきたい?

2025年01月07日 | 絵本(日本)

   えほんよんで どこへいきたい?/服部千春・作 こしがわ かおり/岩崎書店/2024年

 

 モモはおかあさんのおひざで絵本を読んでもらうのが大すき。おかあさんが「さあ、きょうは、どこへいきたい?」というと、絵本の時間。

 「くもに はしごでのぼる」「つきで おひるね」「まじょのおうちで るすばん」「おしろの ぶとうかい」・・えほんのなかのだれにもなれるのです。

 「ひざじゃなくて となりにおすわりでもいいかしら」と、おかあさんがいったのは、おなかがおおきくなって モモが のるにはせまくなってきたから。


 おとうさんが よんでくれるようになりましたが、おかあさんほどではありません。

 モモは、「じぶんでよんでみる」「あかちゃんがうまれたら、わたしが えほんをよんであげる」と、ぬいぐるみのクマに、「どこへいきたい?」ときくと、えほんをよみはじめました。

 そして、あかちゃんが うまれると・・・。

 

 絵本を読むきっかけが、「どこへいきたい?」というのは、魔法の言葉?

 やさしい絵と、絵の中の人物のセリフの手書き文字が、うまくマッチしています。

 自分で絵本が読めるようになっても、おかあさんが よんでくれるのは また別のたのしさでしょう。
 おとうさん、絵本を読むのがじょうずじゃないと モモに いってしまいますが、絵本を読むのは、上手、下手は 関係ありません。