おいしさつながる昆布の本/松田真枝・文 キッチンミノル・写真 得地直美・絵/福音館書店/たくさんのふしぎ474号/2004年
思わずうまみが伝わってくる昆布の写真。作者の料理への思いが伝わってきます。
昆布の種類から、昆布ができるまでのこと、昆布をつかった料理、広まった歴史まで。
輸送手段が限られたころには、ぜいたくだった食べ物。北前船もでてきます。
作者の羅臼昆布愛が、伝わりました。
羅臼昆布は富山から北海道に移住した人々が広めましたが、昆布漁が本格化したのは百年ほど前。昔からあったと思っていたら、つい最近のことです。羅臼昆布がヨーロッパにひろがった経過も興味深い。