りゅうじんさまは歯がいたい/関屋敏隆:作・絵/ポプラ社
かっぱの故郷おこん川に、伝助が立派な医者になって帰ってきました。
やっと川で泳げると思ったら日照りつづきで川には水溜ばかり。
雨をふらせてくれるりゅうじんさまは どうしているのかな?
伝助が、川上のひょうたん池にりゅうじんさまに会いにいくと、りゅうじんさまには虫歯が六本もあって、おおよわり。
伝助はすぐに なかまをよびよせ、ぬればぬるほど病気もケガもなおるというかっぱの秘薬”ごんごーる”をぬって、虫歯をぬいてあげます。
すると元気になったりゅうじんさまは、伝助をのせて雲の上に上ると、雨を降らせます。
恵みの雨が降って、かめもこいも、かえるも、おおなまずも おおうなぎも大喜び。
みんーな、川に飛び込んで 水遊び。
一日飴玉三個たべたら「歯磨き くちゅくちゅ ぱっぱー」は、歯磨きのすすめかな。
大型の絵本にダイナミックな構図、歌も絵本から、とびだすほどのいきおいです。
あそんだあとの、キュウリをたべているかっぱの数の多さにも圧倒されます。