どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

われたたまご・・フィリッピン

2015年11月19日 | 絵本(昔話・外国)

    われたたまご/小野かおる・再話・絵/福音館書店/1972年こどものとも

 

 みふうずらの夫婦が、巣のなかに大切にしまってあった卵が全部割られてしまいます。

 そばに馬の足跡があったことから、馬のところへでかけていきますが・・・。
 
 馬はにわとりがぎゃあぎゃあさわいだのでといいます。
 にわとりは、さるが木の上からヤシの実をおとしてびっくりしたから
 さるは水牛が木の幹にぶつかったので
 水牛は、へびが鼻の穴にもぐりこもうとしてので
 ・・・・

 次々に言い訳があって、最後は?

 みふうずらの夫婦にとっては卵を割られていますから、大事件なのですが、納得したような納得しないようなどちらかわからない最後です。

 うがった見方だと、自分を正当化する身勝手さがつたわってきます。

 絵でもそれなりに楽しめますが、語ったほうがリズムがでそうです。ただ、よびかけが
  へびへび
  かめかめ
  ほたるほたる
 からはじまるので、工夫が必要でしょうか。            


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