鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

ムラサキツバメ

2007年11月01日 | その他
近所の公園にマテバシイがたくさん植えられていて、
そこにムラサキツバメの幼虫もたくさんいるということを知り、
その成虫が見たくて何度も足を運んだ。
しかし、成虫はもちろん、蛹も見つけられなかったので、
幼虫を2匹家で飼育することにした。
それがやっと昨日羽化した。
今朝翅を広げたところを見たら、オスだった。

ムラサキツバメもツマグロヒョウモンやナガサキアゲハと同様に
昔は南の地方でしか見られない蝶だったようだが、
最近どんどん北上してきて、地球温暖化の証と見られている。

北上はもちろん食草の北上と深く関係していると思われる。
マテバシイは公園や庭に植林されて広がってきたらしいし、
パンジーは耐寒種が作られて、冬でも咲いている。

一方で、蝶の体自身の耐寒性はどうなのだろうか。
そこのところも知りたい点だ。
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ムラサキツバメの幼虫

2007年09月20日 | その他
鳥見不調により、雑記帳が鳥からまた蝶にもどってしまった。

ムラサキツバメの幼虫を初めて見た。
というか、成虫も見ていない。
シジミチョウなのに、幼虫が大きくてびっくりした。

ムラサキツバメも以前は南方系の蝶と言われていたので、
目にする可能性は少ないと思っていた。
しかし、ネットで調べてみると、もはや東京でも普通種らしい。
図鑑はどんどん更新されないと役に立たなくなる。

ムラサキツバメの幼虫の食草はマテバシイなど。
マテバシイそのものが、元来は南方系の樹木だった。
それが、植樹で東京の公園にもたくさん植えられている。
温暖化と人為的な原因が重なって起きた現象なのかもしれない。

蝶の生息地の北上は、食草自身が耐えられる寒さも要因だろうし、
実際に蝶が越冬する限界の温度も関係するはず。
それは、何度ぐらいなのだろうか。
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コムラサキ

2007年09月19日 | その他
15日に善福寺でコムラサキを見た。
そして今日、井の頭でもコムラサキを見た。
今、コムラサキの何代目かの羽化時期なのだろう。
これが最後だろうか。
コムラサキは幼虫で越冬するので、
これから相手を見つけて最後の産卵をするのだろうか。
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ギンヤンマの産卵

2007年09月13日 | その他
今年の夏は、マイ・フィールドの公園に「トンボ青年」が来ていて、
トンボについていろいろ話を聞くことができた。
身近な公園にもオオヤマトンボ・マルタンヤンマ・ヤブヤンマなどがいること、
なかなか写真に撮れなかったギンヤンマの生態を聞いて、撮るチャンスができたこと。

特にギンヤンマは産卵するときに止まることが確実なので、撮りやすい。
この写真のギンヤンマの翅は白っぽくなっているが、
これは、若くない証拠なのだそうだ。
羽化したばかりのときは、透き通っている。
また、体の青い色も生まれたてのときは鮮やかだが、
だんだんくすんだ色になってくる。
この個体もかなりくすんでいるようだ。

夏もいよいよ終わり。ギンヤンマも最後のひとがんばりをしているのだろう。
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群れるカメムシの幼虫たち

2007年09月06日 | その他
鳥たちの秋の渡りを確認できないまま、引き続き昆虫雑記帳です。

最近、キバラヘリカメムシの幼虫をよく見かけます。
マユミの実で成虫を見かけてから、
もしやと思って何度か観察するうちに、幼虫を見つけられるようになりました。

マユミ以外の近くの木の実にも葉にもけっこういました。
1匹ずつ実にくっついているときもありますが、
1枚の葉にたくさん集まっているときも多いです。
集まっている幼虫を見ると、大きいのと小さいの(1令~5令)が混在しています。
つまり、同じときに生まれたカメムシとは限らない幼虫が、集団になっているのです。
アカスジキンカメムシも、やはり大小の幼虫が混じって集団を作っていました。

これは、なぜなのでしょうか。どういうメリットがるのでしょうか。

カメムシは臭腺から嫌なにおいを出すということで嫌われていますが、
そのにおいは、仲間への合図になっているそうです。
においをゆっくり出すときは「全員集合!」、突然出すときは「危険だ、逃げろ!」
と仲間に知らせる意味らしいです。

この集団作成のメリットは、小鳥の集団にも似ていますね。
それ以外にも、体内と水分を保つ、
集団で植物の汁を吸って植物が持っている毒素を無毒にするなどのメリットが考えられているそうです。

私がカメラを近づけただけで、カメムシの幼虫たちは葉の裏へ逃げようとします。
よく見ると、触角をゆらゆらといかにも神経質そうに動かしています。
私には気づかないにおいを嗅ぎつけているのでしょうか。


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