鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

エナガの巣立ち2022

2022年07月16日 | エナガ

5月上旬、エナガの雛が巣立った。

初め、雛が1羽だけ巣から落ちているような状態だった。兄弟たちは辺りに居ない。

 

巣はとても見にくいところにあって(それで人間にも見つからず、カラスなどに襲われずに済んだ)、のこりの雛たちは、まだ巣の中か周りにいるようだった。

雛はなんとか木に登ろうと試みる。

また落ちちゃった。

それを何度も何度も繰り返すので、とてもハラハラした。

でも、親はちゃんと状況を把握しているようで、ときどき餌をやりに来る。

▲もっとちょうだい!

一度巣のある樹の中にツミが突っ込んできて、びっくり。でも、無事だったようだ。

この親たちにはヘルパーがいるようで、木の梢の高いところで見張りをしていた。

雛は最終的には巣のある樹の下枝まで登り、そこで夜を迎える様子だった。

次の日行ってみると、残りの雛たちも次々に巣だったようで、あちこちに雛の姿が見えた。

▲あっちこっちに雛たち

▲親たちは給餌に大忙し。早く飛べるように力をつけなくては。

▲今日もヘルパーはしっかりと見張り中

やがて雛たちは親に誘導されて、どんどん遠くの樹へ移動していった。

やれやれ。

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミゾゴイとアカショウビン

2022年07月08日 | 野鳥

ミゾゴイ

5月1日いつも渡りの時期には早朝探鳥をしている夫妻から「ミゾゴイがいます。」という連絡が入ったので、私にしては朝はやくフィールドにかけつけた。

 

私が現場へ行くと、夫妻からミゾゴイのことを教えられた朝組のカメラマンたちが十数人、ちょうどミゾゴイを追いかけているところだった。植栽の中に植えられた高い木々のあいだを落ち着きなく飛び回っている様子。しばらくすると中ほどの樹に止まって休憩態勢に入った。

遠く高く、2~3のピンポイントからしか見えないし、動きと言えば、メーデーの音に反応したり、カラスを威嚇したり、向きを変えたり、首を伸ばしたり縮めたりという程度だった。

12時過ぎ、カラスに追われてか、飛び立って、別の樹の中に移動し、体の一部しか見えないような状態になったし、雨も降ってきたので、私は退散したが、知り合いの何人かは、あちこち飛んで最後にロストするまで観察を続けたそうだ。翌朝も昼頃まではちらちらと見られ、飛んでいるところを撮った人もいる。

ミゾゴイは日本で繁殖する絶滅危惧種だが、目撃する機会が少ないためか、知名度は低い。朝組カメラマンたちも、初めはオオタカの若鳥かと思ったそうだ。人目のない場所で地面に降りてミミズなどを採餌していることが多いが、人が来るとあわてて飛び立つため、見た人は「何か赤っぽいゴイサギ大の鳥がいきなり飛んだ。」というふうにしか見えない。そういう報告は今までも何度か聞いたことがある。

写真に撮られた記録は3年ぐらい前が最後だったが、ほんとうは毎年通過しているのに誰も気が付かないだけだったのかもしれない。今年は多くの人が観察できたので、これからは発見される機会も増える可能性がある。

私が過去にミゾゴイを観察した記録はこのブログに載せてある。(もちろん、人に教えられて見たものだ)

https://blog.goo.ne.jp/oharu_2004/e/518c4b93852b9c01ede1139dd404a4f4

今年もミゾゴイ - 鳥見雑記帳 (goo.ne.jp)

 

アカショウビン

これも、連絡してくれた人がいて見に行ったもの。

暗くて見えるポイントも少なく、写真はとても酷いが、この後アカショウビンを見る機会が果たしてあるかどうかわからないので、見られてよかった。

アカショウビンも、たぶん毎年ここを通過しているのだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏鳥の三種の神器 春の渡り

2022年07月06日 | 野鳥

毎年毎年繰り返される夏鳥たちの春の渡り。

とりわけキビタキ・オオルリ・サンコウチョウの3種は、バードウォッチャーとしては見ないではいられない。

「そろそろ来るはず。」「今年は遅いのか。」などとみなで情報を交換し合う。

キビタキ

▲到着しました。

▲新緑の中で

▲春の渡りの最大の魅力は、美しいさえずりが聞かれること

▲突然低い位置に現れると、焦ってうまく撮れなかったりして。

▲秋は若鳥だらけで成鳥のメスと見分けがつきにくいが、春の渡りの時期はメスとはっきりわかる。

オオルリ

▲木々の隙間から到着を確認

▲なかなか撮影チャンスがない。

今年は、1羽のオスがオオタカの餌になってしまった。

サンコウチョウ

▲長い尾羽のオスは、全身を入れるのが難しい

▲ホイホイホイと鳴いている。

▲虫を探してひらひら

▲ムシヒキアブを捕らえたみたい。

▲メス

今頃は、お山で子育て中かな。秋には若鳥を連れて、また戻ってきてほしい。

夏鳥は、この3種以外にも、コルリ・センダイムシクイ・エゾムシクイ・オオムシクイ・ホトトギス・ツツドリ等々が通過していったが、お腹だけの写真しか撮れなかったり、鳴き声はすれど姿は見れずだったり。

しかし、今年は久しぶりの大物が見られた。

つづく

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする