鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

奄美で鳥観 オオトラツグミなど

2018年04月25日 | 野鳥
奄美大島で見た鳥のつづき。
写真としては酷いが、奄美大島ならではの初見の鳥たちが見られたという証拠として紹介する。

オオトラツグミ





オオトラツグミは鳴き声(本土のトラツグミよりはきれいな鳴き声だ)は聞くことができるけれど、姿を見るのは非常に難しいと言われていたが、今回はラッキーなことに、自然観察の森の近くで繁殖していたので、1日に2~3度は姿を現す状態だった。ポイントには常時その姿をカメラに収めようと何人かのカメラマンが待っている。私も2回見ることができた。
ホンドのトラツグミと比べると、やや黄色味が強いが、大きさはあまりかわらない。

リュウキュウキビタキ







未明から暗い森の中で待ち、鳴き声を頼りに探す。暗いし、小さいし動きも早く撮るのは至難の業。ISOを最大限に上げないと写らない。上のような写真が精いっぱいだった。
背中が真っ黒ではなく、ややオリーブ味を帯びている。今は亜種とされているが、種になるかもしれないという話だった。

カラスバト







これも明るい近くで見たら、きっときれいなのだろうなと思わせるハト。こんな写真が精いっぱいだった。

リュウキュウアオバズク







宿舎のすぐ近くで夜になると盛んに鳴く。鳴き声を頼りに探し、見つけたところで一瞬ライトを当ててもらって撮る。やはりライトは嫌がって、すぐに飛んでいってしまう。ごめんね。
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奄美で鳥観 ルリカケス編

2018年04月18日 | 野鳥
ルリカケスは、日本固有種で、奄美大島を中心とした地域にしか生息していない。鹿児島県の県鳥でもあり、国の天然記念物にも指定されている。絶滅危惧種Ⅱ類だ。英名をAmamijayとも言うらしい。

奄美に来たらこれを見ない手はないと思っていたが、案外簡単に見られてしまって逆に感動が薄かった。手厚い保護のおかげだと肝に銘じないといけないのだが。







宿の中に巣箱が設置されていて、すでに雛も孵っている模様。毎朝巣の付近でまず見ることができた。

宿の傍の木の上にも。







早朝の逆光なので、色は出ないが間近で見られる。飛ぶと尾羽の先端の白さが目だって遠くて識別できる。

森のあちこちの景色の中にもとけこんでいる。







たくさん見られたわりにはなおざりにしか撮らなかったことを後悔(先に立たず)。
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奄美で鳥観 オオアカゲラ編

2018年04月16日 | キツツキ類
オオアカゲラは、信州や北海道でも見られるキツツキだが、奄美大島のオオアカゲラは、亜種オーストンオオアカゲラだ。

オーストンオオアカゲラのオス







お腹と頭が赤いのはオオアカゲラと同じだが、全体的に色が濃く、黒っぽい印象だ。南の鳥は一般的に黒っぽくなる傾向があるようだ。

オーストンオオアカゲラのメス







メスは頭が黒いので、ますます黒っぽい鳥に見える。

これもちょうど繁殖期で、1日に3回ぐらい交尾している場面が見られたり、できあがった巣穴に入る様子が見られた。
これから抱卵期に入るようだ。

森にはペアがたくさんいて、あちこちで目にすることができたが、これも森全体が暗い上に鳥も黒っぽいので、きれいに撮るのは難しかった。

北海道で見たオオアカゲラと比べると、違いがよくわかる。


北海道のオオアカゲラ
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奄美で鳥観 アカヒゲ編

2018年04月15日 | 野鳥
奄美大島には、鳥の固有種・固有亜種が多い。それらを少しでも見られたらいいなと思って行ってきた。

アカヒゲのオス







アカヒゲは、コマドリの仲間で、沖縄本島と、奄美大島で見られる。沖縄本島のアカヒゲは亜種ホントウアカヒゲ、奄美のアカヒゲは亜種アカヒゲなのだそうだ。亜種アカヒゲのオスは、亜種ホントウアカヒゲと違って、お腹の脇に黒い斑があるのが特徴。

正面部分は喉から胸まで真っ黒なので、「黒ひげ」と言いたくなる。なぜアカヒゲというかはいろいろ説があるのかもしれないが、「赤い毛」がなまってアカヒゲになったという説を読んだことがある。

アカヒゲのメス





亜種アカヒゲのメスの喉は真っ黒ではないが、灰色になっていて、ちょっと汚れた感じだ。見ていた方が「、縁の下で営巣しているから、汚れている」というようなことを言っていたが、それは冗談だったのかな。

ちょうど営巣期だったので、オスの囀りもよく聞かれたし、だいたい現れる場所も決まっていたので、何度かか見ることができた。
でも、暗いところを好む鳥なので、iso感度をかなり上げないと撮れず、きれいな画像にはならなかった。
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