鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

やっぱりアイドル、ルリビタキ

2021年03月22日 | ルリビタキ

冬の小鳥で人気があるのは、なんといってもルリビタキやジョウビタキだ。

色がきれいでかわいいこともさることながら、単独行動をしているので、個体識別ができるからだと思う。

そして、縄張りをもって行動するので、だいたいその場所に行けば出会える。

きれいな鳥はほかにもいろいろいるが、たいてい群れで移動しているので、個体としては捉えにくい。

 

今年はしかし、公園内に数個体逗留しているのだが、遭遇率が低かったし、特に成熟したきれいなオスには出会えなかった。

 

そんななかで、なんとかじっくり観察できたのが、この個体。

近いにもかかわらず、ちょんちょんと石の上を飛び移りながら、かわいい姿をおしげなく見せてくれた。

写真を撮っていると、通りがかりの人が気づいて、「なんという鳥ですか。」と尋ねてきたので、「ルリビタキといいます。オスがきれいな瑠璃色をしているんです。」と説明。ほんとうは、この個体は微妙に青いので、若オスの可能性が高いが、説明が面倒なので、省いた。すると、「じゃあ、オスはカワセミですか。」と言われて、びっくり。「カワセミは別の鳥で、オスもメスも青いです。」としどろもどろに返事した(汗)。

また、別の人も、「カワセミがいるのですか。」と聞いてきた。

カワセミは認知度が高い。でも、ルリビタキもかわいいですよと言いたい。

こちらは、別の個体。メスに見える。(背景が網なのがちょっと)

こちらは、オスだが、遥か彼方の豆粒映像で、画質も悪い。

つい最近、そろそろお別れかなと思っているとき現れたこれも別の個体。

なんとなくファインダーで覗いたとき、青っぽく見えた。若オスかもしれない。

というわけで、きれいなオスとの出会いはほとんどなかったが、ルリビタキはやっぱり冬の小鳥のアイドルだ。


水場に来た冬鳥たち

2021年03月02日 | 野鳥

冬場に水場に来た冬の鳥たちは、もちろんトラツグミだけではない。

珍しいところでは、クロジが来た。私が見たのは一度だけだったが。

もちろんアオジも。アオジは何度か来たし、他所でもよく見られた。

トラツグミ以外に人気だったのは、カケス。

カケスは年によって冬場に居つくこともあれば、通過するだけの時もあるが、今年は2~3羽常連になった。

シロハラは、毎年一番の常連で、複数個体が来るが、アカハラはあまり来ない。

▲11月には時々姿を現したが、今は他所でしか見られない。

ツグミ

▲ツグミも常連だったが、今は来ない。ツグミたちは、今は落ち葉をひっくり返すのに忙しそうだ。

シメ

▲シメもときどき現れたが、全体の個体数も少なく、今は現れない。

ミソサザイ、ルリビタキなども現れたようだが、私は水場では見ていない。

冬鳥ではないが、この冬は、オナガの群れが全体的に多く、水場にも複数個体現れた。

それにしても、全体的に冬鳥が少ないし、(アトリもマヒワも来なかった)水場を訪れる鳥たちも種類が限られて、寂しい冬だった。