鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

ベニマシコ

2015年01月21日 | 野鳥
ベニマシコは、一年に一度は会いたいきれいな鳥だ。
近所の公園にも現れることがあるのだが、出遭えるのは僥倖に近い。
この冬はまだ近所では見られていないので、ちょっと河原までプチ遠征した。







数羽のベニマシコが草の種を食べに現れたが、人もほとんど通らず、一人でじっくり観察・撮影できた。

こちらは、木の芽を食べていた地味なメス。



後ろ姿は、ベニマシコだとはちょっとわかりにくい。



この冬はベニマシコが比較的多いらしい。
近所の公園でも見られるといいのだが。
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アトリ

2015年01月15日 | アトリ
アトリは渡りの冬鳥だが、よく見られる年と、ほとんど見られない年の差が激しい。
この冬は、久しぶりにアトリが見られる。

やっとMFに現れたアトリの群れ。



主にモミジの種を食べているようだ。







この翼の黒とオレンジの配色が美しい。



しかし、地面に降りると、この色が枯葉とまぎれてどこにいるのかわからなくなる。





アトリやマヒワ、カワラヒワのような種子食の小鳥たちは、ときどき水を飲んで水分を補うし、
種子が地面に落ちてしまう頃には、地上に降りて採餌することが増えるので、このカモフラージュ柄は大事なのかもしれない。

春までたくさんのアトリと出会えるといいな。
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柿の木食堂のお客たち3 次々と

2015年01月09日 | 野鳥
その後、柿の木食堂には、次々とお客たちがやってきた。

アオゲラ






アオゲラは、細い枝にいきなり止まるのは苦手なので、まず幹に止まり、幹を上っていく。
そして、幹近くのしっかりした枝から届く範囲の柿の実をつっついて食べる。
枝かぶり状態になりやすく、写真家泣かせかも。

オナガ






オナガは群れで行動する鳥なので、数羽が一斉にやってくる。
私が見ていた時は、柿の実のへたの部分に執着している個体が多かった。
干し柿みたいに、甘さが凝縮されているのかもしれない。

ワカケホンセイインコ




ワカケは、たいてい他の鳥たちが食べているのを見て、「何かおいしそうなものがあるようだ。」と興味をもってやってくる感じ。
大きくがっしりした嘴をぐさっと差し込んで実をはぎ取る。
3羽ぐらいでやってきた。

その他、他の柿では、今までアカハラ・シロハラ・スズメなども食べに来たのを見たことがあるが、
今回はそれらの鳥が来るところは見られなかった。

そして、最後にムクドリ



ムクドリが気付いて来るようになると、次々と仲間がやって来るようになり、やがてお客はムクドリだらけになる。
この時期、ムクドリは何百という数の群れをつくることもあるぐらいだから、やってくるムクドリの数も多いわけだ。

そして、数日後、なんと柿の木食堂のご馳走は全くなくなり、閉店となってしまった。
一冬楽しめるという予想は、甘かったようだ。
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柿の木食堂のお客たち2 ツグミ編

2015年01月08日 | ツグミ
メジロやヒヨドリから評判を聞きつけたのか(つまりおいしそうに食べているのに気がついてか)、
柿の木食堂には、他の鳥たちも次々にやってくるようになる。

まずはツグミ。





こういう時って、瞬膜がおりている。









あっちにも、こっちにも。





こんなにツグミがいたのかと思うほど、あちこちから集まってきて、10羽はいたと思う。
長旅の疲れを癒し、厳しい越冬に備え、十分栄養がつけられそうなメニューなのだろう。

つづく
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柿の木食堂のお客たち

2015年01月07日 | 野鳥
昨年の晩秋のこと。
小さな児童公園に1本の柿の木がある。
柿の木の実は年によって実のつき具合に差があるが、今季はことのほかたくさんの実をつけ、遠くから見るとまるで木が燃えているように赤い。
「楽しみだね。」と鳥見仲間と話していた。

もちろん、渋柿なのだと思う。どんなに人間の目には熟しているように見えても、初めは鳥たちはやってこない。
鳥たちは、どうやって柿の実が食べごろになったとわかるのだろうか。
ときどき味見に来るのだろうか。それとも、鳥たちは、熟し具合を目で見てわかるのだろうか。

ともかく、ある時期になると、いきなり鳥たちがたかるようになる。
初めはたいてい、ヒヨドリとメジロが来る。

嘴で皮の上からつっつき、破れた実をむしり取って食べるヒヨドリ


何度もつっつかれ、破り取られた実は食べやすい。


メジロたちは、ヒヨドリによく追い払われるが、それでも粘り強く食べにくる。

やはり初めは、とんがった嘴でつっついて皮をやぶる。




実は、破り取られた跡がいっぱい。


こちらも、何度も引きちぎられて食べやすくなった実に嘴を差し込んでいる。




これだけ実があれば、鳥たちも、それを観察する人間も、一冬楽しめるのではないかと思っていた。

つづく
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