鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

クロツグミ

2011年05月28日 | 野鳥
クロツグミは私にとっては、「声はすれども姿は見えず」という鳥だった。
一度撮った遠くのぼやけた写真をずっと消せないでとっておいたぐらいだ。
そんな4月のある日、少し離れた公園にクロツグミが来ているという話を聞いた。
餌付けされているわけでもないので、いつまでいるかもわからない状態だったが、
「まだいる。」という電話をもらったので、急いでかけつけた。





水たまりでシジュウカラと混浴。


暗いところにいて、とても敏感なので、iso感度を上げて撮らざるを得ず、とても満足できる写真ではないが、とにかくクロツグミだとわかる写真が撮れてよかった。
次の日にはもう抜けてしまったようだ。

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月日星、ホイホイホイ

2011年05月19日 | サンコウチョウ
今季、夏鳥の飛来が遅くやきもきしていたが、来るとなったら一気に来始める。
オオルリが毎日見られ、キビタキが10羽以上同時に現れ、センダイムシクイ・エゾムシクイ・メボソムシクイ・コサメビタキ、声だけだがコルリ・コマドリ…。(私が目にできたのはその一部だが。)


そして夏鳥の真打サンコウチョウも3羽同時に!






この日はほぼ一日サンコウチョウを観察して過ごす。
高い木の上をひらひらと行ったり来たりで姿を捕えるのはなかなか難しいので、写真は証拠のみ。

しかし、観察しているうちに、カラスなどが来ると、ギィーと大きな口を開けて警戒鳴きをする様子が何度か確認できた。

コメント (5)
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エナガの巣立ち

2011年05月02日 | エナガ
マイ・フィールドでは、エナガの巣立ち雛は大人気。
小さくてあどけない雛たちが枝に押しくらまんじゅう状態で止まっているかわいい姿が観察できるからだ。
「エナガの群れ社会」(中村登流著)によれば、非繁殖期には成鳥たちも塒で押しくらまんじゅう状態になっているらしい。

ところが、昨年は密かに目をつけていたエナガの巣がことごとく巣立ち前にカラスに襲われ、巣立ち雛の姿をみることはかなわなかった。
もちろん、我々の目につかないところで無事に巣だった雛たちも当然いたのだとは思う。

そして、今年は、今現在少なくとも2組の雛たちが無事に巣だった。





一組目は9羽巣だったが、末っ子の1羽はうまく飛べない状態で、兄弟たちと合流できなかった。
親鳥が誘導したり、餌を運んだりしていたが、最終的に合流できたかどうかは不明。


二組目の巣だった巣。空になっているのを撮影。


エナガの巣は天然素材でできている。
材料は蜘蛛や蛾のまゆからとった糸と苔を外装とし、他の鳥の羽毛で内部にベットをつくる。
子育ての食料は、アブラムシ類などの小さな生き物から始まって、蛾の幼虫などで育て上げる。

つまりエナガが無事に繁殖するためには、巣をかけるために適した樹木、蜘蛛や蛾の存在、他の鳥の存在、そしてアブラムシや蛾の幼虫の存在が不可欠なのだ。
それらの存在には、また多様な樹木が不可欠。

人工的な場所にも巣を容易につくるスズメやシジュウカラよりも、より自然が必要な小鳥だと言える。

かわいいエナガの巣立ち雛が毎年見られるように、マイ・フィールドの雑木林が保全されますように!


コメント (4)
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