夏鳥の渡りも終わりつつある今頃、冬鳥について雑記するのも気が引けるが、忘れないように記しておきます。
リュウキュウサンショウクイ
地元では昨年に引き続き、何羽かのリュウキュウサンショウクイが越冬し、毎日のように目撃された。
タシギ
これも昨年に引き続き、地元で越冬。たぶん昨冬と同一個体なのだろう。
メジロガモのハイブリッド
2~3年前の冬に地元で越冬していたが、昨冬は気が付かなかった。以前に見つけた若きバーダーがこの冬また来ているのを発見。たぶん、ホシハジロとの交雑種で、ホシハジロと行動をともにしていた。
▲この尾羽の付け根の下が白いのが、メジロガモの特徴らしい。ホシハジロは白くない。
アオジ
アオジがよく好むツツジの茂みにこの冬もアオジのペアが越冬した。そのペアのメスは足環をつけていた。足環の記号を読み取って送った結果、北海道から来ていることがわかったそうだ。
山から垂直に下りて来るのではなく、南下してきたわけだ。そういえばルリビタキも南下するらしい。
▲足環をつけたメス
あのペアはそろって北海道へ帰っていったのだろうか。また一緒に来冬やってくるだろうか。
アカハラ
この冬、アカハラが昨年と同じ場所に現れた。場所が同じということは昨年と同じ個体かもしれないと比べてみる。
▲目の周りに白い斑がある今年の越冬アカハラ
▲昨冬のアカハラ。なんとなく似ているような…。
アカハラのリターン組
こちらは昨年の11月に立ち寄って通過していったアカハラのグループ
▲同時に3羽ぐらいは見られた。
そして、この春4月下旬~5月上旬に、またアカハラのグループが立ち寄る
▲同じグループがもどってきたのだろうか。
地元を通過するアカハラは亜種アカハラで、地元で越冬するアカハラは、亜種オオアカハラだと言われている。見かけで判断するのは難しいが、リターン組は亜種アカハラのはずだ。
どこで越冬したのだろうか。どのまで帰るのだろうか。
アトリやマヒワの集団が来なかったので、寂しい冬だった。