鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

カイツブリの子育て 一番子たち その3

2021年07月31日 | カイツブリ類

ヒメガマの根元に巣を作ったペア

ここも、最近必ず営巣するペアがいる場所だ。観察者にとっては、とても見辛く、卵がいくつあるとか、雛が何羽孵ったとかは、粘り強く観察している方に聞き取った結果である。

▲隙間から覗いた巣の様子。卵がかろうじて見える。

▲遠くから見た巣の様子。詳細は見えない。

雛は4羽孵ったらしいが、すぐに3羽になってしまった。

▲橋の傍にお目見えする3羽の雛

▲可愛い姿に通りがかる人もメロメロ

その後、1羽は事故死したようで、浮いている姿を見てしまった。

(報告して回収をお願いした業者さんからは、何の報告も聞いていないが。)

 

浮島ペア

人工的に作られた浮島は、かいぼり前からカイツブリのお気に入りの営巣場所になっていて、何代ものカイツブリが子育てしてきた。

昨年と今年は、コロナ禍のため立ち入り禁止地域になってしまい、詳細を観察することができなかったので、スコープなどで観察した方々からの聞き取りの結果である。

▲浮島の巣

▲雛がかろうじて見える。

初めの巣は何か異変があり、作り替えられた。その後雛は3羽孵り、一羽は他のカイツブリとの縄張り争いで攻撃され、命を落としたのではないかと聞いている。

また、巣の辺りでは、たびたびヘビが泳いでいるのが見えた。

▲2羽の雛を乗せて、巣から避難している様子の親

▲それでも残りの2羽は元気に育ったようだ。

▲すっかり縞模様がなくなり、独り立ちしている若鳥

残る1組は、岸辺の樹が伐採された区域で営巣

以来、営巣場所を見つけるのに苦労しているが、結局昨年と同様の場所に決めたようだ。

▲レンギョウが垂れ下がる岸辺の巣

▲3羽の雛が誕生

▲すくすく育っていたように思えたが、その後1羽減ってしまう。

▲親は新しい巣を作って卵を一つ産むが、結局放棄。雛が卵を抱くまねをしていた。

このように、かいぼり後のカイツブリたちは、だいたい6組ぐらいのペアが営巣・子育てするように定着してきた。

今年の特徴は、2番子の営巣を焦らず、1番子たちをじっくり育てているように見えたことだ。

雛たちがわりと大きくなるまで、親たちはよく世話をしていたように思う。

すくすく育つ雛たち

2番子の子育てについては、いずれまたレポートしたい。

 

 

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カイツブリの子育て 一番子たち その2

2021年07月29日 | カイツブリ類

同じ池の反対側のサクラの枝に営巣したペア

初めの巣では、オオバンが巣に乗って、卵が蹴落とされてしまった。

ペアはやむな隣の枝で再挑戦。

無事に4羽の雛が孵った。

▲4月12日1羽目が孵る。

▲4月30日 4羽の雛

4羽はすくすくと育った。

▲5月10日の雛

▲親に追い出しをかけられてもぐって逃げる雛

同じ池でもう一組が営巣開始

適切な営巣場所が見つけられないためか、奇妙な巣をつくる。

▲とても不安定そうな巣に卵がある。

▲ボートから保護するためにロープが張られた。

しかし、この巣の卵はカラスに食べられてしまったそうだ。

こんな巣から卵を採ることができるからすもすごい。

このペアは、その後もあちこちで営巣を試みるが、うまくいかない。

▲水草で作った新しい巣に卵。でも抱卵しなかった。

今年度、ただ一組子育てできなかったペアになる。

よい営巣場所があれば、子育てできたのだろうか。

つづく

 

 

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カイツブリの子育て2021 一番子たち その1

2021年07月27日 | カイツブリ類

今、地元の池ではカイツブリの2番子たちが生まれてきている。

一番子の子育ては、7組のペアが挑戦し、6組のペアが雛を孵した。

経過を簡単に記録しておく。

 

Aペアは、かいぼり以来毎年営巣している場所で、桜の枝に巣材をひっかけるタイプの巣をつくった。昨年は(同じペアかどうかはわからないが)、ここで営巣したペアは、産んだ卵をことごとくヘビに食べられてしまい、1羽も孵せなかった場所だ。

しかし、幸い今年は無事に4羽の雛を孵すことができた。

▲4月上旬、抱卵中

▲4月中旬、雛が孵る。

▲4羽の雛が無事に生まれた。

▲すくすく育って巣からあふれ出る雛たち

今年は、親鳥たちは、雛がかなり大きくなるまで世話をし続けていた。

▲ピィピィ、後飯ちょうだい。

▲自分で撮った餌はアメンボかな。

▲6月の雛。もう飛べるのかな。

このペアの子たちは、特に事件にも合わず、独り立ちしていったのではないかと思う。

つづく。

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