鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

お立ち寄りベニマシコを探して

2013年11月19日 | 野鳥
渡りの途中のベニマシコがこの公園に立ち寄るという情報はAさんから聞いていた。
Aさんは、数年前に偶然にベニマシコを見つけて以来、毎年観察を続けて、11月上旬に1両日立ち寄ること、センダングサの仲間(おそらくコセンダングサ)の種を好んで食べることなどを発見した。

ベニマシコはそれほど珍しい鳥ではないし、他の場所では何回か見たことがある。
しかし、この公園では、私の家の近くなのに、今まで見つけられなかった。

そこで今年はぜひともと思い、11月に入ってから一応毎日公園をチェックしに行った。
むなしく4日間が過ぎ、5日目のこと、今日も空振りかと思いながら観察していたとき、何か赤っぽい小鳥が葦原に飛び込んだのが見えた。
「もしやっ!」と双眼鏡で必死になって姿を追ったが、奥に入り込んだのか、それが何であるのかも確かめられなかった。
ぶらぶらと池を半周して、また引き返してきたとき、ついにそれが姿を現した。

葦原の手前に生えているコセンダグサに止まる小さな赤っぽい小鳥!どきどきしてファインダーを覗く。ベニマシコのオスに間違いない。





ベニマシコはひたすらコセンダングサの種をついばんでいる。風がとても強い日で揺れに揺れてなかなか写真が撮れなかったが、必死でシャッターを押し続けた。

一段落したところで、お仲間に連絡したり、通りがかりの野鳥カメラマンにお教えしたりしながら、観察を続けた。
ベニマシコはときどき姿を消すが、しばらくするとまた現れ、夕方まで同じ場所に居続けた。

時には葦原の中に混じって生えるセイタカアワダチソウのまだ若い実のようなものも食べていた。



このベニマシコは次の日にはもういなくなっていたようだ。
写真は大したものは撮れなかったが、自分でベニマシコを見つけられてうれしかったし、Aさんの情報の確かさにも再度感心した1日だった。
コメント (2)
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珍客

2013年11月01日 | 野鳥
台風が次々に列島に押し寄せてきたためか、近所の公園に時期外れの珍客が現れた。

アオバズク



こんな時期にアオバズクがいてよいのだろうかとみなで心配しながら観察。それでも夜はちゃんと狩に飛び立ち、昼間はだいたいこの定位置で休息。1週間ほど滞在して姿を消した。無事に渡っていったと信じたい。

オオヨシゴイ



絶滅危惧種だそうだ。知らせを聞いた日にすぐには見に行けなくて、日が暮れてから見に行ったので、こんな写真しか撮れなかった。黄色く光っているのは外灯の明かり。次に日にはもういなくなっていたようだ。ふだんは数人しか鳥見をしている人がいない公園だが、次に日は30人ぐらいが集まって大騒ぎになった。


ヨシゴイ





オオヨシゴイがいなくなってから同じ場所で見つかった。同じようなルートで飛んできたのだろうか。ヨシゴイはたまにこの公園でも見られることがあると聞く。この鳥をオオヨシゴイと間違える人が何人かいたようだ。こちらも1週間ほどで姿を消した。無事渡っていってほしい。そして来年も立ち寄ってくれるといい。



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