ツグミが飛来するようになると、いよいよ冬が来たと思う。
しかし、この冬はなかなかツグミの姿をとらえられなかった。
やっと写真に撮れたのは、12月半ばごろ。
ツグミは飛来したての頃は、樹木の上にいることが多い。主にムクノキやエノキなどの木の実を食べている。
それらの樹に来る鳥が総じてこの冬は少なかったように思う。
さて、近所の公園の柿の実がやっと熟して鳥たちが集まるようになったころ、ツグミも現れた。
それも1羽や2羽ではなく、10羽ぐらいの群れでやってきた。
こんなにツグミがいたのかとびっくりするやらうれしいやら。
年が明けると、いよいよ柿の実も食べつくされ、樹上の食糧が乏しくなる。
すると、ツグミたちは地面に下りるようになるのだ。
地面に落ちている木の実や落ち葉の陰に潜む虫やミミズなどを食べるためだ。
水を飲みに来たツグミ。
過去に個体識別ができるツグミがいて、それぞれ毎年同じ場所に渡ってきていた。頭に傷のようなものがあるグミちゃんと、背中にたくさんの白い斑があるシロテンちゃんだ。しかし、今のところ残念ながら見つかっていない。