鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

ウラギンシジミの幼虫

2007年08月31日 | その他
玉川上水縁にはクズがたくさん生い茂っているところがある。
先日クズの花が手に届くところに咲いていたので、
もしやと思って観察してみたら、
ラッキーにもすぐにウラギンシジミの幼虫を発見できた。
花の蕾に穴を開けるようにして食べている。
しっぽから2本のぼんぼり。

数日後また行ってみたら、なんとクズが刈り取られていた!
クズははびこるので刈り取るのはわかるけど、とても残念。

木の高いところに巻きついているクズの花には、
数頭のウラギンシジミのメスが飛びまわっている。
きっと産卵しているに違いない。
しかし、遠くて見ることも撮ることもかなわなかった。
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ジャコウアゲハの産卵

2007年08月28日 | その他
以前にジャコウアゲハが産卵した場所では、
私が見る限り蛹が二つあって、どちらももう羽化しそうもない。
ウマノスズクサも抜かれたか、自然に枯れたのか、
あまり残っていないが、それに何匹か幼虫がついている。
あんなにたくさんいた幼虫たちはいったいどうなったのだろうか。
私の知らないところで無事に羽化したのか、
それとも鳥に食べられたり(ウマノスズクサの毒で防げるはずだが)、
寄生蜂にやられたのか。

しかし、ウマノスズクサは他のところにも生えている。
初めそこには全然卵が産み付けられていなくて、
ウマノスズクサ自身も青々と繁茂していた。
それが今日寄ってみたら、ちょうどジャコウアゲハが産卵に来ていたところだった。

ジャコウアゲハはふわふわと飛びながら、ウマノスズクサのあちこちに軽く触れ、
しばらくすると、ここに決めたというようにしっかりと葉にとまって
腹の先を押し付け、何個かの卵を産み付ける。
そしてまたふわふわと飛び回って産卵場所を探しては、産み付ける。
こうして何箇所かに生みつけた後、
まるで産後の疲れを癒すように、木陰の葉に翅を開いて止まり、じっと休息している。

そこのウマノスズクサにはすでに小さな幼虫も何匹か生まれていた。
今日産み付けられた卵がみな孵るころには、幼虫だらけになりそうだ。
そのうち何個体が羽化までこぎつけるのだろうか。
せめて、人間にとられたり、草を抜かれたりしないで自然に成長してほしいものだ。
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ミンミンゼミの産卵

2007年08月27日 | その他
ミンミンゼミが池の杭に止まっているので、
マクロで撮ろうとそっと近づいたが、全然逃げる様子がない。
もしやと思って観察すると、やはり、産卵中だった。
腹の中ほどから出ている産卵管を杭に突き刺し、
腹を膨らませたり縮めたりしている。
どんなにカメラを近づけても、産卵中は逃げないようだ。

しばらくすると、移動し始めた。
産卵管は引っ込んでいる。
杭を這うようにして回りながら、
別の場所を探している。
場所が決まるとまた産卵管を出して差し込んだ。

食事や買い物をして、2時間50分後にまた同じ場所へ行ってみた。
するとなんとミンミンゼミはまだ同じ杭にいるではないか。
もう一度カメラを近づけると、今度はさすがに飛んで逃げてしまったが…。

セミは、同じ木の違う場所に少しずつ卵を産み付けるようだ。
そして、それはけっこう長い時間かかっているとわかった。
また、杭のような木でもかまわないらしい。
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ナガサキアゲハの産卵

2007年08月26日 | その他
今や東京でも普通種となったナガサキアゲハ。
今年これだけ爆発的に増えたからには、
きっと繁殖に成功しているからだろう。
その証拠が見たいと、ずっとメスや幼虫を探してきた。

玉川上水沿いでそれらしい幼虫を見つけたが、
その後見失ってしまう。
今日は幼虫のいたかんきつ類に近づくや否や、
なんとナガサキアゲハのメスが産卵に来ているのが目に入った。
あわててカメラを取り出して構えるが、
動きが速いのと暗いので、ろくな写真は撮れなかった。

でも、とにかくしっかりと繁殖している証拠が見つかってよかった。
クロアゲハやナミアゲハなど、他のアゲハチョウとの競合はどうなっていくのだろうか。

酷い写真だが証拠ぐらいにはなるだろう。
コメント (2)
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今日もツクツクボウシ

2007年08月25日 | その他
夕方4時50分ごろ善福寺へ。
下池の柳の木付近に、今日もツクツクボウシが羽化中。
ツクツクボウシの幼虫は柳の木の根が好きなのだろうか。
この時間に3個体が羽化中だった。
1匹まだ幼虫のものがいたので、今日は粘って観察することに。

幼虫はまず、適当な高さまで登ってくると、そこで足踏みするような動きをする。
前の羽化失敗個体も同じ動きをしていた。
足場をしっかりとさせるためではないかと思われる。

場所が決まるとしばらく動かない。
ふと目を離した隙に、背中の殻が割れてもう背中が出始める。
もぞもぞと動いては上半身と縮れた羽がでるまで踏ん張る。

羽ができると、いよいよイナバウアー。
ぐっと体をそらせると、体と殻をつないでいる糸のようなものが切れる。
殻が透けて、おなかの部分があと少し残っているのが見える。

糸が切れると腹筋運動のように体を起こして、
自分の殻に掴る。
脱皮の途中で何度も脚を動かして支える力を付けているようだ。
そこで一気に最後の部分を殻から出して脱皮終了。
この間40分以上経過。

殻に掴ったまま羽が伸びるのをじっと待つ。

この個体が脱皮し終わる間、脱皮のすんだ個体の様子もチェックしたが、
2個体は40分間の間殻にぶら下がったままだった。
変化したのは、羽が初めは平らに開いていたのが、
向き合うように閉じてきたことと、体の色が少し茶色っぽいなったことぐらい。

一番早く脱皮したと思われる固体は、自分の殻から離れて、
少し動いていた。
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