5月上旬、エナガの雛が巣立った。
初め、雛が1羽だけ巣から落ちているような状態だった。兄弟たちは辺りに居ない。
巣はとても見にくいところにあって(それで人間にも見つからず、カラスなどに襲われずに済んだ)、のこりの雛たちは、まだ巣の中か周りにいるようだった。
雛はなんとか木に登ろうと試みる。
また落ちちゃった。
それを何度も何度も繰り返すので、とてもハラハラした。
でも、親はちゃんと状況を把握しているようで、ときどき餌をやりに来る。
▲もっとちょうだい!
一度巣のある樹の中にツミが突っ込んできて、びっくり。でも、無事だったようだ。
この親たちにはヘルパーがいるようで、木の梢の高いところで見張りをしていた。
雛は最終的には巣のある樹の下枝まで登り、そこで夜を迎える様子だった。
次の日行ってみると、残りの雛たちも次々に巣だったようで、あちこちに雛の姿が見えた。
▲あっちこっちに雛たち
▲親たちは給餌に大忙し。早く飛べるように力をつけなくては。
▲今日もヘルパーはしっかりと見張り中
やがて雛たちは親に誘導されて、どんどん遠くの樹へ移動していった。
やれやれ。