鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

シメでは、〆られず。

2011年12月30日 | 野鳥
「1年の締めくくりはシメで。」などと毎年だじゃれを言っていたのだが、今年はシメの姿さえ見られない。

それでは、モズで〆ようか。



いや、いっそ原点にもどって、スズメではどうだろうか。



などとぼんやり1年を振り返る。
思えばやはり3.11以降、ほとんど遠出をしなかった。
別に地震が怖いとか、放射能が心配とかいう理由ではない。

災害後1週間ぐらいして初めてフィールドに出てみたとき、
身近なフィールドの自然に癒された感じがして、
以降、一層身近な生き物たちを見るようになったという感じだ。

結局、この1年は締めくくることができない1年なのだろう。
それでも、被災された方々の暮らしが、少しでもよい方向へ向かってほしいと願いつつ、
今年のブログを〆ます。
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紅葉と留鳥

2011年12月26日 | 野鳥
今年は紅葉が遅くまで楽しめた。







小鳥たちは、特に紅葉を楽しんでいるわけではないが、見る人間は楽しめる。
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マユミに来る鳥3 そしてハシブトが…。

2011年12月18日 | オオルリ
マユミにはシジュウカラも来ていたという話だが、私は残念ながら見られなかった。
コゲラやメジロを撮っているとき、近くにハシブトガラスがよく来ていた。
なんとなく傍にいるだけで、特に何をしているとも思えなかったのだが、
ある日、マユミに来ていたコゲラをいきなり追い払った。
そして、

落ちているマユミの実を脚で押さえて、



赤い実をついばみ始めた。



ハシブトガラスの風貌は、ちょっとゴリラ風。



口の中には数個の実が。



彼女だか、彼だか、仲間だかも降りてきていっしょに食べ始める。



私も見立てでは、ハシブトはコゲラやメジロの様子をずっと観察していて、
「この赤い実はおいしいらしい。」と推測し、食べることにしたのではないかと思う。
食べてみれば、脂分が多いので、ハシブトたちのお好みの味。

つまり鳥たちは、他の鳥が食べるものも観察し、餌のありかを覚えていくのではないだろうか。
ハシブトは特に頭がいいはずだし。

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マユミに来る鳥2 メジロも来ます

2011年12月17日 | 野鳥
マユミの実には、メジロも来る。ペアで来る時もあれば、数羽の集団で来ることもある。













鳥の世界では、こういう実があるという情報をどうやって知るのだろうか。
誰かが偶然に発見し、ペアや集団で行動している仲間が相伴にあずかるのか。

つづきはまた。
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マユミに来る鳥① コゲラ

2011年12月16日 | キツツキ類
公園の一角にマユミの木がある。毎年キバラヘリカメムシが大量に繁殖したり、ミノウスバという蛾が卵を産み付け、その幼虫が葉を食害する様子は観察してきたが、今年はふと気が付くと、驚くほどの実がなっていた。
カメムシや蛾の幼虫がつかなかったためだろうか。

図鑑によると、実の赤い部分は仮種皮で、オイルを豊富に含み、鳥への報酬はたっぷりとある。(ただしアルカロイドも含まれ、人が食べると有毒らしい。それを食べてみたお仲間がいる。)

このマユミの実を最も好んで食べに来たのはコゲラ。
興奮してオスの頭の赤い羽が見える。















コゲラはペアか時には3羽で「ぎー」と鳴きながら現れ、木の幹に止まってだんだん枝の方へ上っていく。
「どれにしようかな」とでも考えているみたいに首をかしげながら実を選び、突っつく様子がかわいい。
実に嘴を突っ込むときは、目をつぶっているようだ。

コゲラの表情をこんなにじっくり見たことがなかったので、楽しかった。

つづく。
コメント (2)
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