地元では、まだ、シロハラやツグミ、アカハラなども見られるが、既に夏鳥たちも次々にやってきている。
しかし、地元では、マナーが悪いカメラマンが増えて、バードウォッチング環境が年々悪化してきたように感じて、なんとなく気分が乗らないこのごろだ。
ルリビタキ
このオスのルリビタキは、例年よく越冬する場所に飛来した。ルリビタキは20年ぐらい見てきているので、行動パターンはだいたいわかっているつもりだったが、この冬の現れ方にはちょっと違和感があった。
結局、餌付けた場所に居座って待ち構えて撮るカメラマンが何人かいたからだった。そういう人たちとは行動をともにしたくないので、見に行くのを避けた。誰もいない時を見計らって、自然に現れたときになんとか撮った写真がこれ。
メスタイプのルリビタキ
▲毎年必ずルリビタキが現れるポイントにこの冬も現れる。
▲ここの落ち葉が掃かれたので、虫が取りやすくなったのか、よく現れた。
この個体も、例年飛来する場所に今年も現れた。2羽居たかもしれない。
ジョウビタキ
このオスのジョウビタキも、毎年飛来する好みの場所にこの冬も現れたが、あっという間に餌付けされてしまった。
餌付けおじさんは、前の冬にも餌付けして、最終的には警備員さんに注意を受けたので止めたかと思ったが、懲りずにまた始めたのだ。朝から持ってきた椅子に座って待っては撮る。2~3mぐらいまで近寄ったり、人家の窓へも平気で望遠レズを向ける。撮った写真を通りすがりの人に見せて得々と説明したりしている。
上の写真はほとぼりが冷めて、餌付けおじさんがいなくなったときに、たまたま現れたので撮ったもの。
私一人だったので、ゆっくり観察しながらいろいろな姿を撮ることもできた。
ジョウビタキのメス
ジョウビタキのメスは3~4か所に現れた。
レアでなかなか姿を見せない鳥を一目見たくて餌付けするという気持ちはわからないでもないが、ルリビタキやジョウビタキを餌付けする人たちをバードウォッチャーとは呼べない。
ルリビタキやジョウビタキは、きれいでかわいいと人気の鳥だが、冬の間一定のゆるい縄張りを持って暮らすので、餌付けしなくてじっくり待てば必ず見られる。しかも、個体認識ができて、観察も楽しい。そういう楽しさがわかるバードウォッチャーが増えてほしいものだ。
困ったものです。