初夏の楽しみは、小鳥たちの巣立ち雛が見られること。
今年は見守っていた猛禽類や大型のキツツキの繁殖は失敗に終わった。
エナガの巣は何か所か把握していたが、気づかないうちに巣立ってしまったのか、それとも失敗したのか確かめられないものもあった。巣立ちを見ることができたのは1例のみ。
▲順調に巣だった兄弟たちの最後の3羽が地面に落ちてしまった。
▲でも、親の誘導でどの子も無事に親元に集合できたようだ。
▲5羽のエナガ団子
▲ちょうだい、ちょうだいと口を開ける雛たち
夕方見た人の話では、16羽の雛が集まっていたという。
近所の雛と合流したのかもしれない。
エナガは巣立ちのころが一番危険だ。カラスに狙われることが多い。
このペアが営巣した場所は、猛禽が営巣していた場所に近かったので、カラスに襲われる被害をまぬかれたのだろうか。
▲作成中のエナガの巣。この後樹の葉が茂ってきて、巣はとてもうまく隠れた。
シジュウカラやヤマガラの巣も何か所か見守っているところがあったが、ある日そろそろかなと見ると、巣穴から大きなアオダイショウの釜首が出てきた。やはりアオダイショウも小鳥たちにとっては恐ろしい天敵だ。(そのペアは、別の場所でせっせと巣作りを始めたが。)
シジュウカラの巣立ち雛は見られなかったが、若鳥たちはそこかしこに飛び回っていたので、どこかの巣では無事に巣だったのだろう。
▲まだあどけないシジュウカラの若鳥
▲水場に来た若鳥
▲水浴びも羽繕いもできたね。
▲兄弟や仲間とともに飛び回って餌取りができるようになった若鳥
あと、最近はヤマガラも営巣するようになっている。見守っていた巣から巣だったのかどうかはわからないが、その近くて、巣立ち雛も見た。
▲ヤマガラの巣立ち雛
▲餌を運んできた親鳥
大人になるまでにはまだまだ試練がたくさん待ち構えていると思われるが、いつまでも巣立ち雛が見られる公園であってほしい。