鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

この冬のルリビタキ

2017年01月17日 | ルリビタキ
ルリビタキは、高度の高いところ(例えば富士山の五合目あたり)で繁殖し、冬に里に下りてくる漂鳥だ。
地元の公園でも冬季にはほぼ毎年見られる。今年私は少なくとも3か所で見た。

12月初め水場にときどき現れた個体




同じく12月初めに別の場所で見た個体





どちらもメスタイプと言われる雌雄のはっきりしないタイプ。もしかしたら同個体かもしれない。
ルリビタキのオスは3年経たないと綺麗な青い色にはならないので、若いオスとメスの見分けが難しい。

この場所は代替わりしても、メスタイプもオスとわかるタイプもよく見られる場所なので、ルリビタキが好む場所なのだろう。
ルリビタキが降りてくるころは、すでに木の実や種は他の鳥に食べつくされているころで、ルリビタキは低木の地面に近い枝に止まり、地上に下りては落ちている種を拾ったり、虫を捕まえて食べている。

1月になってから見た個体







この場所は、例年はどちらかというとジョウビタキがよく見られる場所なのでちょっとびっくりした。ルリビタキにしては、かなり明るい場所にもどんどん出てくる。やはりメスタイプ。

そして、この個体はあとでよく見ると右脚指が丸まっている。







特に痛そうな感じや不自由そうな感じがなかったので気が付かなかった。生まれつきなのかもしれない。
それでも、やはりこうした明るい開けたところの方が活動しやすいということがあるのだろうか。

元気に一冬を過ごしてほしい。





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モズとはやにえ

2017年01月06日 | 野鳥
モズは秋になると、高鳴きをする。

2016年10月6日 アンテナで高鳴きするモズのメス





繁殖地を離れるのか、繁殖地にいてもペアを解消するのか、縄張りをひとりで守って冬に備えるようだ。

地元のモズのメス 2016年12月24日 







頭でっかちで、お腹が丸くてかわいい体形だが、嘴は鋭く、小さな猛禽と言われる。
時々「ジュンジュン」というように鳴くのは、やはり縄張りを主張しているのだろうか。

ところで、モズははやにえを作るので有名だが、地元ではなかなか見つけられない。
小さな緑色の蛾の幼虫みたいなものを一度だけ見たことがあるぐらいだ。

そこで、はやにえが見られるという丘陵地へ行ってみた。

トノサマバッタの立派なはやにえ。2016年12月21日


こちらは、フクラスズメ(蛾)だが、あまりにも目の前にあったので、ほんとうにはやにえなのかどうかモズに聞いてみたいところ。



あるところには、あるものだ。
餌がそれだけ豊富で、すぐに食べる必要がないからだろうか。

さて、今年に入ってからも、地元ではモズが見られているが、今日は、雌雄が取っ組み合いのけんかをしていたと聞いた。「冬来たりなば春遠からじ」なのに、けんかしていてよいのだろうか。

けんかしていたというオスのモズ 2017年1月6日



ジュンジュンと鳴いていた。
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アトリの当たり年

2017年01月03日 | アトリ


明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

さて、この冬はなんといってもアトリの当たり年。
地元の公園でも、11月中旬ごろから100羽ぐらいのアトリが群れ飛ぶようになった。
初めのころは主にケヤキの種を食べに来ていたが、高い木の上で、ケヤキの葉に紛れた姿はなかなか写真には撮りにくく、結局単独になったところを狙うしかなかった。







種子食の鳥は、水分補給が欠かせないので、ときどき水場に下りてくる。
そこもねらい目だ。









しかし、ごちゃごちゃとたくさんいる小鳥の群れを撮るのもなかなか難しい。

木のうろにに溜まった水を吸いに来る場合もある。



今季は、また、群れの中に頭が部分的に白くなったアトリがいて、話題になった。



初めは2個体いるように思えたが、左右で見え方が違うことがわかった。



酷い写真だが、正面顔。もちろん、これ以外にも別個体がいるのかもしれない。

白いのは昔から縁起がよいと言われているが、目立ちすぎて捕食されやすいこともあるだろう。
無事に一冬生き抜いてほしいものだ。


コメント (4)
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